切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 KIKU 6035M

今回の研いだセニングは、ちょっと変わった鋼材です。

どんな切れ味だったのでしょうか。

KIKU 6035Mを研ぎました

ハサミDATA

6インチメガネ

正刃。

櫛刃は、シンプルなV溝。35目です。

棒刃ははまぐり刃、直刃。

ネジは、マイナスネジ。ちょっと出ています。

ハンドルは、しっかりとしたメガネ。ちょっと重いです。

はさみ職人's EYE

このハサミの材料は、ステライトと呼ばれるものです。

ステライトというのは、アメリカの会社の商品名らしいです。

コバルトがたくさん入っているので、日本のハサミにはコバルトと表現されているものも多いです。

刃物のとしての大きな特徴は、「錆びない」です。

ハサミにつかうメリットは、この錆びないということと、耐摩耗性が高いという点です。

耐摩耗性というのは、ハサミを開閉すると動刃と静刃がすれるのですが・・・

当たり前ですね(笑)

このスレに強いです。

反面、頑固な性格です。

ハサミは、微妙なRがいろいろとありますが、

このソリのRが強いと刃こぼれしやすく、弱いと切れないで毛が折れるようになります。

ほどよい所がいいわけです。

このほどよいところに合わせてつくるわけですが、

頑固すぎて、いい感じになりにくいです。

落とした時に微妙に曲がってしまうと、やっかいです。

・・・素直に言うこと聞きませんから。

切れ味も頑固っぽいところがあるので、ちょっとやさしく刃付けをしてあげるといい感じになります。

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