切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 Vals VX21

同じようなセニングです。

同じ品番VX21です。

よーく見ると、ちょっと違います。

櫛刃と棒刃のシルエットが直刃と笹刃の違いです。

それってどういうこと???って話です。

Vals VX21を研ぎました

ハサミDATA

左がはまぐり刃の直刃 右がはまぐり刃の笹刃
ネジ
出っ張りタイプ
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

写真みて、違いわかりますか?

左がまっすぐの細身で、右がふっくらしています。

左は直刃、右は笹刃です。笹刃というと、ドライカットで使う笹刃です。

 

直刃の特徴は、

・しっかり切れる

・毛が逃げない、滑らない。

・ブラントカットに適している

でした。

笹刃の特徴は、

・柔らかく切れる。優しく切れる。

・毛が逃げる。滑る

・スライドカットなどに適している

です。

ちなみに柳刃は直刃と笹刃の間です。

なので、柳刃の特徴は、

・優しくにしっかり切れる

・毛がほんのちょっと、逃げる。

・ブラントカットにもスライドカットにも適している。

 

これが↑、カットシザーでの特徴でした。

これを応用して、セニングで表現すると、

直刃のセニングは、

・しっかり切れる

・ちょっと硬い切れ味

笹刃のセニングは、

・柔らかく切れる

です。更に少しラインが出にくい。です。

 

どっちがいいと思いますか?直刃?笹刃?

たぶん、多くの人は笹刃です。

なので、今のセニングの大半は笹刃になっています。

いいことが多いですからね。

 

あえて「もう少し」なところは、「狙って切る」感覚が出にくいということです。

より計算したセニングラインを意図して作るカットはやりにくいかも知れませんね・・・