切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 REOX SH3M

シンプルなセニングです。

何について、コメントしようかなあと思ってハサミを眺めていたら、「2丁で安く。3丁で更に安く。4丁なら更に。」と言うことが浮かびました。

今はどうかわかりませんが、昔、買う本数が多いほど安くなるというチラシをみたことがあります。

たくさん売れるようで、いいなあと思いました。

自分もやろうかなあ・・・って思ったけど、、、

何か引っかかるものがあって、結局できませんでした。

 

REOX SH3Mを研ぎました

ハサミDATA

櫛刃:30目 棒刃:はまぐり刃 笹刃
ネジ
埋め込みタイプではないですけど、出っ張りタイプではないですね。
ハンドル
シンプルなメガネ

はさみ職人's EYE

昔、

激安王とか、

定価の半額とか

まとめて買うと、更に〇〇%値引きとか、、、

流行っていましたね。

僕も、どっちかというと好きです(笑)

 

でも、

はさみの技術を売るようになって

(もちろん、カットは売りませんけど)

安売りに違和感を感じるようになりました。

 

買い手としたら、安い方がいいです。

でも、それが職人の手間賃だと考えると、

 

月の給料30万だけど、

3か月雇うんで、、3割引いてね!的なことなんじゃないかなあ・・

5年の契約で半額っしょ!みたいな(笑)

 

我々職人も一生懸命稼いで、

3割引!みたいなお客さんには近づかないようにしたいものです!

 

 

ちなみにですが、

僕の住む京都は、和服が地場産業として有名です。

その技術に「西陣織」というのがあります。

キラキラ華やかな着物です。

いかにも高価な感じです。

 

で、

この西陣織を販売している、老舗の問屋さんとか、、

この西陣織をつくっている職人とか、

周りにいるわけです。

 

話を聞くと、職人がもうからない・・・

「安くせぇ」みたいなことを多い・・・

そんな業界です。

 

で、

いま、

西陣織をつくれない!

 

なぜなら、職人さんがみんな辞めてしまったから。

 

それは職人の高齢化なんですが、

儲からない両親の仕事を継ぐ子供たちもいないわけです。

 

そんなんで

私の知人の西陣織職人は、値引きを強要する偉そうな会社とは取引しないと強気なんです。

あまりに横柄なところには「どうぞ、作れるものなら、他で作ってください。他所でつくれるところないですから」と言うそうです。

いいですね!

とは言っても、やってることを考えたらそれほど高いわけではないんですが・・・

 

一人ひとりの職人の仕事がきちんと評価される時代にしたいと思ってます。