切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 REOX 笹刃

笹刃です。

スライド用のハサミだということですが、ひっかかってしまい使えないそうです。

それは、刃付けの問題です。

どういう意味でしょうか?

REOX 笹刃を研ぎました

ハサミDATA

6インチのオフセット。

刃はハマグリ刃の笹刃。

ネジはでっぱりのタイプ。

ハンドルはオフセットです。

はさみ職人's EYE

181-1

笹刃です。

笹刃=ドライカット

ということでドライカットでスライドカットに使っていらっしゃるとことです。

ひっかかるので直して欲しいというリクエストでした。

スライド用のハサミの研ぎリクエストの大半は、この「ひっかかる」です。

それも、新品なのに・・・とか、研ぎたてなのに・・・というのが多いです。

実はコレ。

刃付けの考え方の違いなんです。

このハサミの場合、刃が鋭くついていました。

極端にいえば、包丁の刃みたいです。(レザーより、かなり鈍い刃付けです)

恐らく、レザーカットのようにスライドさせて・・・

毛を削りたいという考えなのかも知れません。実際には、ザザッとむしりとるような感じで削りとっている可能性があります。

もちろん毛が痛みますが、スライドカットは毛が痛んでしまうもんだ!・・・・

???

当店では、スライド用には鋭い刃付けはしません。(リクエストがあれば別ですが)

そのかわり鋭いの反対の鈍い刃付けにします。毛に刺さらないと考えるから。

包丁の刃の方でなく、背中(峰)のほうのような”切れない”刃付けです。

そのためスライドさせても毛に刺さってキューティクルを剥がすことはありません。

ハサミの場合、2本の刃ではさむので、そんなに鋭くさせる必要がないと考えているからです。

もちろん、スライドするときは、はさみをタイミングよく閉じることが必要になります。

やはり、レザーカットではなく、ハサミのカットですから開閉は必要ですね。

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