切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 mizutani BLACKSMITH TWIG

『以前に
他のハサミ屋なんですが、
研ぎに出して小さくなったことがあるんですよ。

おたくは、あまり削らないといっても、
研ぐ以上それなりに削ることになるんですよね。

おたく、大丈夫ですか?

いったいどのくらい削るんですか?』

ごくごく・・・

たまに

このようなお問い合わせを頂くことがあります。

一般的に

あまり上手でないハサミの職人さんがいらっしゃるのは、事実です。

それで研ぎに出して、

小さくなってしまって、

「こんなのは、自分のハサミではない!」とクレームを言った。

という話を聞きます。

10件や20件ではないです。

でもね。

気持ちはわかりますが、

「あなたのところ、大丈夫ですか?」なんて、、、、

このときの当店の回答はこんなかんじです。

当店:「信頼できなそうでしたら、研ぎに出さないで下さい。出さないほうが良いと思います。」

その方:「いやいや、、、一応確認したかったから、、、」

当店:「当店に出す出さないに限らず、どこにでも、信頼できそうもなければ、
大切なハサミですし出してはいけないと思います。
もし出すのなら、
サブのハサミとか、使わなくなったハサミとか、にして、
それからメインを依頼するというのがいいと思います。」

こんな感じなんです。

実際、

あまり削っていないという意識はあるんですが、

いったいどのくらい?と言われると測ったことがないです。

なので、研ぐビフォー、アフターの写真を撮ってみました。

mizutani BLACKSMITH TWIGを研ぎました

ハサミDATA

6インチオフセット。

刃はハマグリ刃、やや笹刃ぎみの柳刃。

刃先が細身ですね。

ネジは埋め込みタイプ。

写真裏から開け閉めします。

ハンドルは立体的なオフセット。

指掛けはネジ式ですね。長めです。

はさみ職人's EYE

さてさて、

研ぐ前の状態です。

MIZUTANIと名前のところを見て欲しいです。

314-mizutani-after1 

研いだあと。↓です。

314-mizutani-after1

わかりますかね。

わかりにくいので、並べて見ようと思います。

左が研ぐ前。 右が研いだ後。

 314-mizutani-before2314-mizutani-after2

わずかに字が細くなって、濃淡が薄くなったかのような、、、

この程度です。

 

よく削るケースは、

落としたり、

欠けていたり、

変なクセがあったり、

以前に変な研ぎがされていたり、

こういった場合、それなりに削る必要が出てきます。

例えば、

大きい傷で、その大きさが1mmなら、1mm以上削ります。

さらに大きく2mmの刃こぼれがあれば、2mm以上削らないと治りません。

 

今回のハサミは、

横浜の美容師さんのものですが、とてもキレイでした。

削った量は多分、1/100ミリ~5/100ミリ位だと思います。

(よくわかりませんが、1/10ミリの半分以下です)

最小限の削りで済ませることができました。

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