研ぎ実績

KERRY TP-55S

今回はトリマーさんのハサミです。

トリマーさんのミニバサミです。

ヒゲとか、細かいところを切るときに使います。

で、

このミニばさみ、切れなくなると「毛がすべる」という症状になります。

で、、

その対策に片方の刃がギザギザに加工されています。

ギザギザというのは、極端に言うとノコギリみたいなギザギザです。

 

 

↓ここでノコギリの写真じゃなくて、チェーンソーの写真を出すのがオオタのいいところです。笑。

週末は趣味で森林ボランティアをやっています。

森林ボランティアって何?というと、

チェーンソーを持って、山に入って、やたら元気な木を切って、その他の普通に元気な木に太陽があたるようにする仕事です。

今回はギザギザの刃について

後半につづく。

 

KERRY TP-55Sを研ぎました

ハサミDATA

段刃 柳刃 ギザ刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
シンプルなメガネ

はさみ職人's EYE

これをトリミングの世界ではミニバサミと呼ばれています。

5.5インチくらいの大きさです。

美容の世界だと、「シンプルな5.5インチのメガネで、ベーシックなブラントカットに使っている」という声が聞こえてきそうです。

理容の世界だと、「ミニばさみは、パーマとか使っていたけど・・・(最近は使用頻度が落ちた)」みたいな感じでしょうか。

理容の影響を受けている気がします。

開くとこんな感じ。

小さいと取り回しやすいですね。

 

この写真の上の刃をよく見てください。ギザギザの加工がされています。

一般的に小さいハサミは、よく切れるんですが、切れなくなると刃先が切れなくなります。

毛が逃げるように刃先が切れなくなります。

毛が滑ると表現するときもあります。

この防止のために、片方の刃をギザギザにして、切れなくなったときでも毛が逃げにくいように処理しています。

 

で・・・ここからは・・・余計な話です。

ギザギザ加工は、毛が逃げにくい反面、ガシガシ切れて心地いいとは言えないです。

そんなときは、ギザギザを取ってしまうのも、ひとつの手です。

そうすると、スムーズに柔らかく切れます。

でも、毛がすべるじゃないか!

という人がいるかも知れませんね。それは研ぎ方次第で変えられるので、依頼するときに毛が逃げないように・・・とリクエストしてください。

ただし、ハサミやさんが不十分な技術の場合はリクエスト通りにいかない場合もあります。(技術力の差っていうやつです)

 

で・・・ここからは・・・さらに、余計な話です。

じゃ。オオタサンに出せばいいんでしょ?

「そうです。それが安心安全じゃないですかね。」というと、嫌な感じだし、偉そうだし、、、なので言いません。

もし、なんかハサミが変になっちゃった!もう使えないから、捨てようと思う・・・くらいなら、最後にオオタに依頼してみるといいですよ。たぶんね!

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