切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 AKOHS 15 ECO6030

セニングって、どちらに刃が付いているんですか?

って質問があったとします。

櫛刃と棒刃どっちだと思います?

AKOHS 15 ECO6030を研ぎました

ハサミDATA

櫛刃:30F目 棒刃:はまぐり刃 直刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
シンプルなメガネ

はさみ職人's EYE

Q:セニングって、どちらに刃が付いているんですか?

答えの前に解説

セニングは櫛になっている刃の方(櫛刃・くしば)と櫛になっていない、ふつうの棒みたいな刃(棒刃・ぼうば)の組み合わせです。

櫛刃と棒刃どちらに刃が付いているんでしょうか?

この時の「刃」の意味は、指で触ると切れそうでコワイ感じで鋭いという意味で考えてください。

つまり、鋭い刃はどちらでしょうか?

 

A:ほとんどが棒刃の方が鋭い刃がついています。

櫛刃も鋭いものもありますが、大半は棒刃が鋭く、櫛刃はあまり鋭くない組み合わせが多いです。

では、なんでか?

両方鋭くすれば、よく切れるようになります。

でもね・・・・

トラブルが多くなるんだよ・・・

例えば、

すぐ切れなくなったり、

刃と刃がケンカして閉じなくなったり、、、などなど

トラブル防止のために、どちらかを鋭く、どちらかを鋭くない、という組み合わせです。

 

今回のハサミは、珍しいタイプ。

くし刃が鋭い刃になって、棒刃が鈍角な刃になっています。

この手の組み合わせを作ったのは、このはさみからじゃないかなあ・・・たぶんだけど。

僕的には斬新でした。

 

ですが、

「新品の初めはすぐ切れたけど、切れなくなったのが早い」みたいなことを耳にしたことが何件かありました。

ちょっと使い方とか、

刃付け(研ぎ方)で工夫すれば、いいんでしょうけど、、、

 

ちなみに、

ブランドのマークのところに「15」と書かれています。

恐らく、カット率15%と言うことなんだと思います。

分かりやすくて、いいですね。