研ぎ実績

REOX 5.5インチ

繊細なハサミの良い使い方について。

REOX 5.5インチを研ぎました

ハサミDATA

5.5インチ。

オフセット。

静刃は、柳刃。剣刃。

動刃は、柳刃。はまぐり刃。

ネジは出っ張りタイプ。

ハンドルはヘネシータイプ。

はさみ職人's EYE

このハサミは、パワフルというよりは、繊細なハサミです。

毛束をたくさんとってカットするというのは、あまり向いていません。

その分、開閉感がスムーズなので、ちょこちょこ切るカット向きです。

 

とはいっても、

繊細なハサミでもパワフルに切りたい!

そんなとき、こうして使うといいと思います。

 

ネジはキツめ。

ネジを緩くすると力が分散しがちなので、きつめがいいです。

例えば、100の力でもハサミには、50しか伝わらないということもあります。

できるだけロスなく、力を伝えるために、ネジをキツするといいです。

 

押切りはしない

学校で教わった通り、開閉します。

切れなくなったからって押切りをすると、一時的によく切れることがあります。

ですが、「一時的」に切れるようなっただけで、より切れなくなっている可能性があります。

 

常に親指をこねまわすように、押して切るクセが付きやすいので注意しましょう。

逆に押すと切れないという鋏もあります。(繊細なハサミに多いです。)

この鋏も押すとあまり切れないタイプでした。

 

厚切りはしない。硬い毛は切らない。

当たり前ですが、繊細な鋏は繊細な使い方が向いています。

厚切りやかたい毛をきるときは、パワーのある鋏をつかうといいです。

 

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