切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 SJ FLOR25

カット率について

SJ FLOR25を研ぎました

ハサミDATA

25目
笹刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
メガネ

はさみ職人's EYE

カット率について

今回のセニングはカット率が少なめでした。

だいたい10-15%くらいです。

このカット率は何が決めるかと言うと、

1.クシ刃の目数

2.クシ刃のV溝

3.棒刃の切れ具合

この3つでカット率が決まってきました。

具体的にこのセニングを解説します。

1.クシ刃の目数

 25目でした。このタイプのクシ刃は30目が多く、少ない分カット率は低くなります。

2.クシ刃のV溝

 V溝とは、クシの先の形です。昔のセニングはほとんどが、Vでした。最近は「vv」のようにちいさい「v」が2つ並んでいるものが多いです。3つならんでいるのもあるし、よーくみると10個ならんでいるものもあります。

 このハサミはvvでした。さらに、Vが浅めでどちらかというと階段に近い感じでした。

 このVにどの程度毛が乗るかでカット率は決まります。これは少なめでした。

3.棒刃の切れ具合

 棒刃が切れるほどカット率は高くなります。

 したがった、新品や研ぎたてはカット率が高い傾向があります。

 もちろん研ぎ方を工夫して、カット率を低いようにすることも可能です。

 このセニングの棒刃は笹刃でした。毛が逃げやすい形状です。

 その場合カット率は下がります。

閉じる