切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 Poodleプードル 7インチオフセット

開閉していると違和感を感じるハサミとのこと。
キーキーするというのが現象です。

Poodleプードル 7インチオフセットを研ぎました

ハサミDATA

ハマグリ刃。柳刃
ネジ
カチカチの出っ張りタイプ。アソビが大きめです。
ハンドル
オフセット。シンプルです。

はさみ職人's EYE

(動画解説)

動画の左が今回のキーキーいうハサミです。ペンの先で押し切りの傷を指しています。

右は比較用です。少し汚れていますが、押し切りのあとはないです。

(ハサミ解説)

「ハサミがキーキーする」というのは、開閉にスムーズさがなくて、摩擦が多いような感じです。

また、ゴムが擦れるような感じです。

古い自転車のブレーキが近いかもしれません。

その原因は、

「かなり、めくれている」状態です。

一般的には、なかなかこのようになることは少ないです。

逆にこのようにさせるには、

1.刃をより鋭くする。

2.押し切りをする。

3.更にパネルの出っ張りタイプのネジで、アソビが大きいものだとこうなりやすいです。

今回は、この3つの条件が見事に一致したケースでした。

私の仕事としては、

1の刃付け。通常より鈍い刃付けにしました。

また、3でアソビが大きいのを小さくしました。

2は使い手次第です。

押切しやすいとか、クセが出やすいとか、あると思います。

それはそれで仕方がないことかもしれません。

しかし、今回のように実際に使っていて、トラブルが起きやすいです。

例えば、完全に私にハサミの選定と研ぎを任せれば問題ないかもしれませんが、なかなかそのようにするのは難しいと思います。

そうすると、今後、楽しく仕事は難しいかも、、、です。

押しグセのままだと、今後も同じようなことが起きます。

直せるものなら、直すといいんですが、、、。

 

 

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