研ぎ実績

Mork Z-7.0

見た目はシンプルなハサミです。

鋼は、粘りがある鋼です。

鋼に粘りがあるって・・・どういうことなんでしょうか?

Mork Z-7.0を研ぎました

ハサミDATA

7インチのオフセット

刃シンプルな、刈り込み用の形です。

ハマグリ刃で、ちっと直刃っぽい柳刃です。

ネジは出っ張りのパネルタイプ。

パネルはこのメーカーさん独特の形です。

ハンドルはシンプル。

はさみ職人's EYE

研いでみて、粘りのある材料でした。

鋼に粘りがあるっていうのは、本当に粘りがあって、

極端に言えば、ガムみたいな粘りがあります。

その反対に粘りがないのは、飴です。

・・・

金属の場合、うすーく、ほそーく伸ばすと、よりわかりやすいです。

薄い状態で、パキッとすぐ折れるようなものは粘りがないです。

シャープペンシルの芯のイメージです。

逆に折ろうと曲げてもなかなか折れないものがあります。

針金とか、ピアノ線とかのイメージです。

ハサミの場合、刃の先の先はとても薄く鋭いのものです。

そのため、刃付けをするときに、「あーこの鋼は粘りがあっていいなぁ」とか感じます。

一般的に、コバルトが含まれているものは、粘りがあります。

粘りがあると、「耐摩耗性」といって磨り減りにくい印象があります。

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