切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 BARKS AY70

見慣れないハサミのブランドでしたので、チェックの意味も込めて報告します。

BARKS AY70を研ぎました

ハサミDATA

ハマグリ刃
ネジ
パネルの出っ張りタイプ
ハンドル
オフセット

はさみ職人's EYE

この「BARKS」はメーカー名なんでしょうか、それともブランドの名前なんでしょうか。

カエルがモチーフのようです。

カエルといえば、日本ではお守りにいいみたいです。

例えば、財布に入れておけば、「お金がかえる(戻ってくる)」という意味で金運アップということらしいです。

このハサミは、日本製なのか?わかりませんが、もし日本製なら、またリピートしてね!という意味が込められているのかもしれませんね。

続いて、裏側。

HAND MADEと。

今回はトリマーさんのハサミでしたが、プロの使う理美容のハサミは100%ハンドメイドです。

もちろん、鋼を作る工程やハサミの大まかな形を作る工程では大きな機械が活躍しています。

しかし最後の最後は、ニンゲンの手によって、良し悪しが決まります。

文誠社さんという、ペットのドライヤー屋さんのようです。

ハサミ専業でやっていらっしゃる所もあれば、いろいろと多角化している所もありますね。

ちなみに

他業種の多くの会社さんがハサミ業界に入ってきますが、やめる所も多いです。

なぜ、やめるのか?

それは、わかりにくくて、面倒くさいからです!

例えば、

切れる切れないで言うと、

プロの職人さんって、「毛は切れるんだけど、良く切れないから研いで!」ということで研ぎに出されるかたがほとんどです。

これって、毛を切りなれていない人にはわからないものです。

実際、営業さんにハサミを切らせて見てください。

「静刃をしっかりと止めて、安定させ、動刃で切る」なんていうことができる人は少ないです。

当然、自分で切れないので、切れているんだか切れていないんだか、わからないわけです。

それでも

お客さんは「切れるけど、切れない・・・」というわけで・・・

実際に営業マンは「(自分としては切れるんだけど)お客様が切れないと言うんで・・・(ハサミ職人さん)何とかしてください」となるわけです。

で・・・

はさみ職人でも、

たまたま機嫌が悪かったり、無能な営業マンからの高飛車な態度だったりすると、

「あなたの言っている意味はよくわかんないです」

「もっと正確に指示してもらわないと、対応できません」

となるわけで・・・面倒くさいとなってしまいますね。

実際、心の病がきっかけで辞められる方も多いです。

と、書きましたが、僕も始めの頃はお客さんの言っている意味がわかんなかったです。

とはいえ、

直接ハサミの刃付けは調整できるので、心の病にはなりませんでした。

めでたしめでたし(笑)