切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 BM 6.5インチ メガネ

BM 6.5インチ メガネです。

笹刃です。

6.5インチのメガネっているのは珍しいですね。

更に6.5インチで笹刃というのも珍しいです。

振ることを考えたら・・・

BM 6.5インチ メガネを研ぎました

ハサミDATA

6.5インチです。

刃は、笹刃のハマグリ刃。

ハンドルは、メガネ。

ネジは、埋め込みです。

はさみ職人's EYE

ドライカット用に使っていらっしゃる鋏だそうです。

このドライカットというのは、ドライの毛をブラントやチョップで切ると言う意味ではありません。

ドライの毛をストロークしたり、スライドしたりするカットを指しています。

ハサミ的にです。

つまり、ハサミ屋もしくは、鋏に詳しいディーラーさん「ドライカットで使っている」というと、

なるほど「ストロークとかスライドとかさせる専用の鋏なんだ!」と思います。

そしてそれ様の刃付けをします。

ブラントで切ると毛が逃げたり、すべったりしてしまいます。

要注意です。

さて、

今回の6.5インチの笹刃のメガネ、珍しいです。

珍しいという理由は2つ。

ひとつは、ハンドル。

もともとメガネのハンドルというと、サッスーン系です。

当時のサイズは、4インチとか4.5とか、5インチだと「ちょっとデカイなぁ」と言われたこともあったそうです。

いまは、5.0インチから6.0インチが圧倒的に多いです。

2つ目は、サイズ。

スライドカットの場合、ある程度の重さがあると使いやすいようです。

重さと長さのバランスで、5.5~6.0インチが多いです。

ただ、この鋏ちょっと重めでした。

男性にはいいかもしれませんが、鋏の持ち主は女性でした。

パワフルな方なんでしょう。

・・・

と思っていたら、男性のオーナーさんから借りていらっしゃるとのことでした。

オーナーさんが、「ドライカットするのにドライ専用じゃないと使いにくいっしょ!」と言われて貸してくれたということでした。

素晴しいオーナーさんですね。

そんな風に親切に実際にハサミを貸してくれて、それで教えてくれるひとはいないですかね。

このオーナーさんが言っていたのは、

「やりにくそうにカットしていたので、余っていたし貸してあげているんですよ。

鋏一本ですべて仕上げるというヤツも多いですけどね。

でも、なんだかんだ言ったって、専用のものがあれば、それのほうが使いやすいんですよ。

そういうのを教えるのが、店長だったりオーナーの仕事だと思うんですけどね」

ということでした。

素敵なオーナーさんですね。

より高度な仕事になればなるほど、専用の道具は強いですね。

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