切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 胡蝶 NO.70

「コチョウ」というブランドのハサミです。

今回はハサミのパーツについて考えてみました。

ネジです。

マニアックです。それもかなり。

とはいえ、

ハサミの構成って、

動刃と静刃とネジでできていますね。

単純に1/3の働きが関係しています。

意外と知られていない、、、意外ってほどではないですね。

ほとんど、知られていない、、ネジの話です。

胡蝶 NO.70を研ぎました

ハサミDATA

【刃】
ハマグリ刃、柳刃
【ネジ】
出っ張りタイプ。
【ハンドル】
シンプルなオフセット。

はさみ職人's EYE

329-1

ハサミをネジをばらしてみます。

これで、このハサミのパーツがわかります。

左から、

1.オスネジ
2.ワッシャー
3.動刃
4.静刃
5.メスネジ
6.小さい板バネ(正式名称は知りません)

この6ですが、5のメスネジの下にとりつけます。

ネジを締めるときにカチカチと音がします。

その分アソビが大きくなります。

すき間が大きくなりやすいです。

 

組んで横から見てみると、アソビのわかります。

329-2

黄色の上のネジと、静刃のわずかなすき間です。

ちなみにピンク矢印は、蚊ですかね?

初めて蚊の写真をとりました。奇跡です。

 

で、このアソビがあると悪い、、、というと言い過ぎです。

できれば、アソビはあまりない方が好ましい・・・です。

あると、ハサミの動きがわずかにずれたりします。

ごくごく小さなズレが、切れなくなるのを早くする可能性があります。

 

わかりやすいような写真をとりました。

刃先を見てください。

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普通に使っていてここまで、開くことは皆無かと思いますが、

この何百分の1くらいは開くことがあるかもしれません。

そのときは、まちがいなく、キレナイってことになります。

 

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