切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 紅蓮 30目メガネ

先輩からもらったセニングとのことです。

リクエストを頂いたのですが、それを確認するのに、いろいろ説明する必要がでてきました。

よくあるリクエストでしたが、具体的にどんなことだったのでしょうか?

紅蓮 30目メガネを研ぎました

ハサミDATA

5.5インチのセニングです。

目数は30目。

ネジはマイナスの埋め込みタイプ。

ハンドルはシンプルなメガネです

はさみ職人's EYE

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リクエストのひとつが、

「できるだけぬけがよく切ったあとが残らないように」

このセニングのカット率は、私の判断では、40~50%くらいです。

このカット率では、切ったあとでます。

カット率は下げると、今の状態よりは切ったあとが残りにくくなります。

カット率を下げるには、改造が必要です。

このセニングの場合、V溝をなくしてフラットにすると、カット率が下がります。

恐らく20%くらいになると思います。

研ぎ代プラス改造料がかかります。

「ヒットポイントがないのでつけて下さい。ネジのがいいです。」

ヒットポイントをとりつけました。

ネジのがいい、というのはネジ式のヒットポイントということでしょうか。

ネジ式ヒットポイントの場合、はさみ側にネジが切ってあるか、どうかで違います。

このハサミは、ネジが切っていません。

ですので、今の状態では取り付けることができません。

改造が必要です。

ネジのがいいというのは、もしかしたら、音出しの金属のタイプでしょうか?

よく勘違いしやすいものです。

この場合も同様に改造が必要になります。

指掛けがついていませんでした。

不要でしたら、それで問題ございません。

「そもそも切れるようになるか?」

もちろん研ぐ前の状態と比べて、切れるようになりました。

どの程度よくきれるか?

それは、●●様が使って判断いただくことになります。

かなり切れるようになったと思います。

これ以上切れるように、、、というレベルだと、はじめは切れてもすぐ切れなくなったりして使えない可能性があるので、避けました。

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