京都はさみ職人のレポート

【はさみの選び方】名称2(指かけ、ヒットポイント)

こんにちは。 オオタです。
このレポートは、基本的に冗談です。 
真面目な方は、見ない方がよろしいかと存じます。
もし読むなら、アホになって見てくださるといいかも知れません。
では、アホになる呪文を!

「1、2、3」

今回もゲージツ的に分かりやすいイラストを見てください。

まず、刃のところ。

動刃でも静刃でもどっちもいいです。

ピンク・・・峰(ミネ)
水色・・・刃(ハ)
ミドリ・・・裏側
むらさき・・・表側です。

これをはさみ屋さんの会話で、どういう風に使うか?

例えば、

「動刃と静刃を比べると、なぜか静刃のほうが峰側が厚いんですけど・・」

ごくまれに、こんな疑問を感じるはさみがあります。
僕は不良品だと思うけど、そうでないのかもしれません。

「はさみは、切れ味は裏刃(裏側のほうの刃)で決まるんだ!」
(うるさそうなオヤジですねぇ)

ボクもそんなことを言ったことがありましたが・・・。
今は反省しています。
偉そうな態度なんかは、あまりよくないですね。

そして、 よく使うだろう、、、意外と忘れてしまう部分。

黄色・・・指掛け(ゆびかけ)、または子指掛け

これ以外と知られていないですけど、、、
「いらない」なら取れるんです。削りとるんですんけど。

ちょっと、お客さんの頭に当てて痛そうなら、半分にするとか、、、。

赤・・・ヒットポイント

ヒットゴムとか、指穴のところのゴムとか、、、呼びます。

これは、開閉で音を出さないようにするためにあります。

基本的にゴムでできていますが、硬いゴム、柔らかいゴム、鉄、銀・・なんてのもあります。
ちなみに鉄(ステンレス)の場合、ネジ部分に負担を掛けやすいです。 
ズバリいうなら、鉄にするとはさみの寿命を短くします。

おわり。