切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 TOKIO 70

今回の方はトリマーさんでした。

買って2年間一度も研いだことがないとのことです。

メンテナンスの頻度って、どのくらいか?について、お伝えします。

TOKIO 70を研ぎました

ハサミDATA

はまぐり刃 太めの柳刃
ネジ
出っ張りタイプ
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

こんな感じのお手紙をいただきました。

ありがとうございます。

 

今回はメンテナンスの頻度について

何か月おきに、研ぎを出せばいいですか?って話です。

例えば、

「仕事道具なんだから、月に1回は研いで置かないと・・・」

という美容室のオーナーさんがいらっしゃいました。

いろんな外部講師をされている方なので、ハサミに対する感度は高い方です。

「『先生のはさみ、ほんとよく切れるのねぇ』ってお客さんに言われるから、常に切れないとねえ。」

という、この方もオーナーさんでした。

この方は2週間に一度のペースです(よくはさみを落として、きれなくなってしまう方です)

さて、

このお二人はまめに研がれています。

普通の方はどのくらいの頻度で研いだら、いいのでしょうか?

それは、

切れなくなってから。です。

切れないと感じたら、研いでください。

こんな切れないハサミだと、自分の仕事ができない!

だから、研ぐ!という感覚ですね。

なので、

周りから「あのひとはカットがうまい」という方は

よく研ぎますね。

細かいリクエストも多いです(笑)

自分はカットしてお金を頂いているという感覚が強い方はまめに研がれるといい思います。

というか、カットに集中しているから、切れないハサミだと仕事にならないと思っているんでしょうね・・・

 

逆に

気合で(それで切れるのかわかりませんが)

無理やり3年は持たせる・・・(笑)という方もいらっしゃいます。

それはそれで・・・放置ですね。

 

では、

切れないというポイントですが、3つ。

1.落とした!
 (刃こぼれやバランスが悪くなって切れない可能性があります。)

2.前よりも切れなくなった。
 (よく切れなくなったら、研ぐものです)

3.研ぎに出したら切れなくなった。
 (下手な人が研いだら、逆に切れなくなります)

 

3番目は最悪ですけど、プロの使うはさみは繊細にできています。

町のなんでも研ぎ屋さんだと、壊されますね。

それなりの研ぐ技術が必要になります。

 

では、

どうやって、

上手か、どうでないか判断するのかというと、

こんな質問をしてみましょう。

「硬い切れ味と柔らかい切れ味とか・・・リクエストできますか?」

「ジカ専用のカツカツ切れるように研げる?」

「このハサミはブラント専用。スライド専用も行ける?」

「毛が逃げないけど、もう少し柔らかい切れ味にできる?」

とかです。

 

あと、

はさみを預けて開閉したとき、

動刃だけを動かして、静刃が止まっているか?見れたらいいです。

使い手の立場でチェックできるか、ポイントになりますね。

 

元理容師で、周りから研ぎが上手いといわれて、最近ヒマだから、ハサミ研ぎをやろうと思って・・・

このタイプは近づかない方がいいです。マジで!!!

それで壊されてしまうことが多いです。

それで

オオタサーン、何とかならない・・・みたいな。

何とかなる場合もあるけど、削られてしまっていたら完全には元には戻らないです。

 

では、長くなってしまったので、子供の笑顔でバイバイ!