TIC SG70FX
「このネジは、ジカがきかない」と言われたそうです。
ジカというのは、理容師さんがよく使うジカバサミの省略ですね。
クシや手を使って毛を掴まないで、直接ハサミ切るカット技法ですね。
で、
私も、どちらかというと、そのタイプのネジだと思いました。
なぜ、そう考えるのでしょうか?
TIC SG70FXを研ぎました
ハサミDATA
7インチ。
オフセット。
剣刃
ネジは出っ張りタイプ。
ハンドルは、立体的なオフセットです。
はさみ職人’s EYE
![](https://www.1hasami.com/smartphone/wp-content/uploads/2016/11/259-340x453.jpg)
はさみ職人's EYE
このタイプのネジは、アソビが大きいです。
アソビが大きいため、わずかに刃と刃がズレます。
ほんのわずかです。
きっと0.1ミリ以下です。
ですが、このわずかの差で、切れ味がよくなったり、そうでなかったりするのです。
きっと一般の人や、感性の鈍感なひとはわかりません。
ですが、このHPを見てしまうような、勉強熱心なアナタにはハッキリとわかるはずです。
どういったアソビかというと、
(写真は、わざとアソビを大きくされています。)
これでは切れませんね。
ネジのアソビをなくしました。
すると、このくらいまですき間が小さくなります。
これもわざと、対策前と同じ力で、すき間を大きくしようとしています。
基本的にネジにアソビは少ないほうが、力がロスすることがないので、良いハサミです。
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