切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 TIC SG70F

立体的で持ちやすいハンドルです。

持ちやすい反面、気をつけることもあります。

どんなことでしょうか?

TIC SG70Fを研ぎました

ハサミDATA

7インチのオフセット

刃は下の刃がハマグリ刃の柳刃。

上は剣刃の柳刃。

ネジはパネルの上に埋め込みタイプを載せているので、ちょっとだけ出ています。

ハンドルは立体的なオフセット。

はさみ職人's EYE

enimage1352435804598写真の通り立体的なオフセットです。

特に親指のほうは、左にヒネリがあります。

こういったハンドルの場合、手にフィットしやすいです。

そこがいいですね。

逆に、押し切りをしやすいというデメリットがあります。

押し切りというのは、この写真でいえば、

親指を右から左に押し出すようにして切る感じです。

すると、一時的に刃と刃が強く当たってよく切れます。

ですが、すぐ切れなくなります。

 

すぐ切れなくなってしまうので、、

研ぎたいと思います。

 

 

 

 

ですが、

お金がないし・・・・

って考えてたとします。

 

すると、切れないハサミを使い続けることになります。

その間、押して切るようにずーっと余分な力を入れ続けます。

もっと切れなくなるので、

もぉぉぉっと、力を入れます。

すると、もっと切れなくなり・・・力をいれ・・・・

そうすると、ハサミに押し癖のあとができます。

そのキズで、使い方のクセがわかります。

腱鞘炎などで、仕事ができないひとの80%は、このクセがあります・・・

と言いたいところですが、

いまのところ・・・

100%です。

腱鞘炎などで、仕事を休んでいる美容師さん、手術で仕事を休んだ理容師さんの100%はこんなクセのある使い方です。

もちろん、このクセがあって、「オレ、ぜんぜん大丈夫っすよ!」という方もいらっしゃいます。

もし、このクセを直すことができたら、「痛い」がなくなるのかもしれません。

ちなみに、

男性の場合と女性
の場合の痛くなりすぎて働けなくなる時期に特徴があります。

男性の場合30代前半がこうなりやすいです。

女性の場合は40代です。

なんでだろう?

どんな優秀な技術者でも、ハサミを持てなくなったら、ただの人です。

まずは、ご自分の体を第一に。

切れなくなったハサミは研ぎましょう。

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