研ぎ実績

OHY HI.Z 5.5

剣刃について。

昔の日本の武器はカタナです。

日本刀ですね。

ヨーロッパの武器は、ソードです。

日本語だと剣(ツルギ)です。

片刃を刀

諸刃(両方とも刃)を剣というらしいです。

日本の武士が持っていたら、刀です

伝説の勇者系なら、たぶん剣です。

 

 

OHY HI.Z 5.5を研ぎました

ハサミDATA

剣刃 柳刃
ネジ
出っ張りタイプ
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

表から。

 

裏から。こちらも剣刃です。

表も裏も両方とも剣刃を両剣(リョウケン)と呼んだりします。

 

剣刃剣刃・・・と言っていると、

剣刃っていいの?という質問がきますね。

剣刃いいですよ!ついでにハマグリ刃も、段刃もいいです。

という差です。笑。

 

一般的に、

ハマグリ刃だと刃が鋭いから良く切れるとか。

剣刃だと刃が鋭いから、力が強いとか。

段刃だと刃が鋭いから、使いやすいとか。

いろいろと聞きますが、たぶん、みんな正解です。

だぶん、刃付け(研ぎ)の技術力で左右されます。

 

僕の意見としては、みんな同じだと思っています。

 

オオタ!

お前は何もわかっていない!

それは違うぞ!

そういうことを言ったらダメだ!訂正しろ!

 

って言う人、いますけど・・・

その高圧的な態度、パワハラですから・・・やめてくれ~!

 

ちなみに僕は高圧的な態度の方とは、はっきりと距離を置くようにしています。

傲慢なクレームみたいに

怒られることもありますが、

勇気を出して、関わらないようにしています。

 

僕はいいお客さんに囲まれて仕事をしたいと思っています。

なので、変なひとはお断りしています。笑。

 

さて、

剣刃の話です。

 

剣刃は刃付けの過程で、鈍角になりやすいです。

実際、鈍刃になっている剣刃のハサミの割合は多いです。

鈍角だとサクサク切れないで、押しつぶすような感じになるので、切った感じは重いです。

この重い切れ味が、しっかりと切れるような感覚に感じるかもしれませんね。

 

ですが、

ハサミの難しいところですが、

刃は鋭い方が良く切れるんですが、例外もあります。

このハサミなんかは、例外です。

僕としては、ちょっと鈍角な方がいい感じで切れて、好きです。

 

じゃあ。

その鈍角って、何度なんだ~?

って疑問思うマニアな同業者がいると思います。

 

その鈍角というのは、

ベースは鋭角で、毛に対して垂直に力が伝わるイメージで、切れ刃の先端だけ鈍刃です。

60度から70度くらいかなあ・・・結構な鈍角ですが、これはすごく繊細なレベルでの鈍角な刃をつけるといいです。

 

って書くと

何となくわかる。

けど、

それはどうやって、刃を付けるんだ?

機械をつかうのか?

砥石なのか?

別の何かなのか?

そのときの粒度は?

力加減は?

みたいなことになりますが、試し切りをして一番いい感じになればOKです。

 

って書くと、

それはわかるけど、、、

試し切りしてって、メンドクサイ、、、

というか、切ってみてもよくわからない・・・

 

と言う人がいるかもしれませんね。

研ぐことも修行ですが、

微妙な違いがわかるようになるのも修行です。

 

どうせやるなら、楽しんでいきましょう!

ということで・・・今日は同業者向けのお話でした!

 

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