研ぎ実績

光 721 30目正刃オフセット

シンプルなハサミですが、よーく見ると改善されている点があるんだなあというお話です。

それはすごく小さいところで・・・

わからなくても問題ないところで・・・

だから、どうのこうのという話ではなくて・・・

とは言っても、

このHP自体が、そういう細かいところに言及しているHPだし・・・

後半へつづく。

 

光 721 30目正刃オフセットを研ぎました

ハサミDATA

櫛刃:30目 棒刃:はまぐり刃 直刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

 

(メーカーHPより)

セニング:棒刃はもちろんクシ刃の1本1本にまで深い裏スキを施しました。
特に棒刃は3.5インチの驚異的に深い裏スキですから、明快な切れ味が長期間持続します。

721:毛先スキに最適です。

 

 

へぇ・・・。

この「明快な切れ味が長期間持続します。」ですが、

要するに職人の技術力が高いので、いいですよー。ということです。

鋼材で、コバルトだからいいとか、、、粉末鋼材だからいいとか、、、いろいろとありますが・・・

それはそれで、良いです!

それだけではなくて、この職人の技術というのも大きく切れ味に影響がでます。

 

ハサミを見て見ましょう。

シンプル系です。

 

 

さて、

シンプルなハサミですが、よーく見ると改善されている点があるんだなあというお話でした。

今回はクシ刃とネジの二つ。

一つ目はクシ刃の根元。

よーく診ると、角が取れています。

こうすることでヌケが良くなります。

(でも、ヌケが良くないとか、そうじゃないけど、オレのセニングはヌケがいいとか、、、というのは、そういうのは切れないからだったり、研ぎか方が悪かったりするからです)

 

2つめは、ネジ十字の切れ目

 

ネジのワリと言いますが、十字の割ネジです。

以前はマイナスの割ネジでした。

こうすることで、ネジを挿入しやすくなり、そして緩みにくくなります。

 

どうでした?

ハサミのちょっとした変化。

正直、すごく良くなる場合もあるし、ちょっと良くなったかなあという微妙な場合もあります。

悪くなることもあります。

とはいえ、こうやってチャレンジして、より良いものができるんですね。素晴らしや!

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