切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 無印 T04

両方が笹刃です。

笹刃はドライカットに使用します。

しかし、これはブラント向きだそうです。

なんででしょうか?

無印 T04を研ぎました

ハサミDATA

6インチ。

メガネ。指かけを片側につけて動刃と正刃を分けて使っていらっしゃいます。

刃は静刃は刃元がえぐれている笹刃、動刃は刃元のえぐれていない太い笹刃です。

そして両方共ハマグリ刃です。

ネジは埋め込みタイプです。

はさみ職人's EYE

「このハサミはブラントがしやすいです。毛が滑らないです。笹刃なのになぜ?」

というご質問をいただきました。

確かに、

一般的に笹刃は毛が滑りやすいです。

そのためスライドカットなどのドライ向けに使われることが多いです。

しかし、このハサミは毛がスベリません。

私は、毛をつかむ時の角度に関係があると思っています。

それは、

282-1

ちょと太いですが赤いのが毛です(笑)

ハサミを閉じると、赤の毛は挟まれます。

挟まれる角度が狭いほど、毛が逃げずに切れるのです。

このハサミは、挟む角度が狭いため、毛が逃げにくいです。

もう一度、ハサミをよく見て下さい。

特に、刃元。

282-2

静刃の刃元はかなりえぐられれています。

セニングの棒刃くらいです。

これによって、毛を挟む角度が狭くなるのです。

例えば、これをもっともっと削ると、刃はこんなふうになります。

    

こうなると、毛は逃げないで、硬く切れる感じになります。

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