切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 国宝 創業100年

「コクホウ」というブランドのハサミです。

裏側に「創業100年」と書いてあります。

今、2015年ですが、刃の刻印の感じやネジ雰囲気をみると10~20年前につくられたハサミかと思いました。

それから100年前って、、、、西暦1900年ですね。

それって、お札になっている、「諭吉くん」「博文くん」が活躍していた頃です。

そのころのハサミって、たぶん、、、ですが、粗悪品です。

今と比べれば、あまりよく切れないし、すぐ切れなくなります

いま、私が研ぎの依頼をうけるハサミは、ほとんどが「よく切れないから、いい仕事ができない。だから研いで」というハサミです。

そいういった意味で行くと、毛が切れます。

が当時のハサミは、ホントに毛が切れなくなったと思います。

それも5人切ったら、切れなくなる、、、とかそんなレベルだったんじゃないでしょうか。

国宝 創業100年を研ぎました

ハサミDATA

【刃】段刃
【ネジ】マイナスネジ
【ハンドル】オフセット。

はさみ職人's EYE

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ある工房のベテランはさみ職人さんに教えて頂いたことがあります。

その方は2代目で、

「今の○○○のハサミを作る前、●●●のハサミは、一日100丁作っていたんだけど、、、、

○○○さんの仕事をするようになってからは、一日10丁が精一杯だね。

それでも工賃が良かったし、いろいろ教えてもらえたし、、○○○の会長にはホントお世話になった」

とおっしゃっていました。

ちなみに、今は、鋼が変わってきたり、もっともっと細かいところまで作りこむので、一日10丁を作るのは難しいです。

ということで、昔のハサミも素晴らしいですが、今のハサミは、もっと素晴らしいですよ!

↓この写真は、昨日の飲み会の会場から。京都の鴨川です。

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