切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 ルミエール HyPERⅡ9XFA25 25目セニング

八王子の美容師さんからの研ぎ依頼です。

とてもかっこいいハサミでした。

ルミエール HyPERⅡ9XFA25 25目セニングを研ぎました

ハサミDATA

【サイズ】6インチ。

【ハンドル】動刃が稼働オフセット。

【刃の刃線形状】
 笹刃

【刃の表面形状】
 はまぐり刃

【櫛刃】
  浅いwの25目

【ネジ】埋め込み、特殊板バネ。

はさみ職人's EYE

ハンドルがガンダムみたいで、カッコイイです!

291-1

動刃のほうにネジがついていますね。

きっと、涙のでるような開発秘話があるんでしょうね。

いろいろな角度に変えることができます。

また、親指のハラが乗る部分が平らです。

ゴツくて、重いように見えますが、

実際はそれほど重くないですね。

とはいえ、軽いとはいえないですけど・・

 

ヌケについて

一般的に

セニングって、

ヌケを気にする人が多いです。

ヌケのいいほうが使いやすいからです。

ヌケがいいか、どうかというのは、どこで決まるのでしょうか?

ひとつは刃付け。

そして、もうひとつは、すき間。

「すき間って、どこのすき間ですか~?」というと、

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矢印のところです。

刃先より刃元に行くに従って、すき間が大きくなるのがわかるかと思います。

このすき間に毛が入ります。

ハサミを閉じた時に、このすき間が大きいほどヌケがいいです。

逆に、

抜くときにハサミを開くと、問題ありません。

本当はそうして使うと、どんなセニングもヌケがいいですね(笑)

実際、昔はそのように使っていました。

上の写真に比べて、こういう感じだと、ヌケがよくなりますね。

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刃元はあまり変りませんが、刃先は5倍くらいヌケがよくなっています。

 

ハサミの構造について

次に、ハサミの構造です。

このハサミは、刃と刃の間にベアリング入っていました。

この構造って、実に微妙です。

 

ビシッと、決まるといいんです。

 

そうでない場合は、微妙です。

刃先に力が伝わらなくて、

切れなかったり、、、

すぐ切れなくなったり

ベアリング入っているのに、開閉が重かったり・・・

たまに、錆びたベアリングが入っていますが、こうなると最悪です。

ネジをゆるめても、開閉が重いです。

筋トレと考えれば、最高ですね。

ただ、一般的には、

こうなると、今回のハサミもそうですが、無理に押して切ることになります。

押して切ると、すぐ切れなくなったり、手が痛くなったりするので、できることなら避けたいですね。

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