切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

研磨実績 アコス AKOHS BCO 6036

『研いでもすぐ切れなくなる。なが切れするように砥いで欲しい』

というリクエストでした。

実は、このタイプのセニングは、ほとんどすべて「すぐ切れなくなる」そうです。

アコス AKOHS BCO 6036を研ぎました

ハサミDATA

6インチ。

櫛刃は36目のフラット。鋭い刃がついています。

棒刃は、直刃。刃がついていません。

ハンドルはシンプルなメガネ。

ネジは、マイナスネジ。

はさみ職人's EYE

このタイプのセニングのいいところは、刃を完全に閉じて、抜くには「ヌケがいい」です。

しかし、完全に閉じて抜くという意識がない場合は、普通です。

このタイプが特別だというわけではありません。

ヌケの良い悪いのひとつは、刃の鋭さに関係します。

ハサミをあまり知らない営業マンは、「とにかくヌケがいいですよ!」ということで売込みがあるかもしれませんが、実際には刃付けしだいで、ヌケのいいセニングになるものが多いです。

今回のこのタイプのハサミは、意外と世の中に多く出回っているかもしれません。

しかし、実際に使っている方は少ないかもしれませんね。

というのは、、

仲良くなった美容師さんが「これ、使えないんですけど」と言って見せてくれるハサミにこのタイプのハサミが多いからです。

今回の美容師さんも同じように「すぐ切れなくなる」からと考えていらっしゃいます。

いいハサミの出会いは、なかなか難しいものですね。

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