ハサミ職人としてのこだわり2。

はさみ職人としてのこだわり。

ハサミの善し悪しは、刃付け➕作り➕鋼材で決まる。
そのバランスで、

切れ味が変わり、

使いやすさが変わる。

 

世の中のハサミ屋は、「このハサミはコバルトだからいい。」なんてことを言う。

ジョーダンじゃない!お前は何にもわかっていない!

以前オリンピックの水泳選手の北島康介が英語で「泳ぐのは水着ではない、俺だ!」というTシャツを着て大会に出ていた。

高速水着が注目されていた頃だ。

もちろん、水着の水中での機能も関係するだろう。

しかし、順番が大切だ。

まずは人。

日々過酷なトレーニングを重ねて、常にどうやれば早く泳げるか、どうしたら勝つことができるのかを研究しているという前提だ。

まずは、人。その次に道具だ。

ヘアースタイルも同じ。

いくらいいハサミといいパーマ液とあればいいって訳でもないよね。

人(腕のいい美容師さん)がいるからこそ、いいヘアースタイルがつくれるんじゃないかな。

 

ハサミも同じでどんないい鋼でも、職人が良くないといいハサミにならない。

まずは人。

誰がどれだけ手を掛けているかで変わるんだ。

わたしがハサミに求めること。

わたしがハサミに求めること。

自分がはさみ職人である以上、
「切れる。」にこだわっていると思う。

こだわってしまうというか、まず第一に考えてしまうことだと思う。

この「切れる。」と言う意味はいろいろある。
(ちょっと、説明しにくいけど)

まずは、鋼材を活かす刃付け。

同じ銀色の鉄でも、
私から見ると全然違う。

爽やか君には爽やかに。
エレガントさんには爽やかではなく、エレガントな刃付けにする。

そうすることでハサミ本来の良さを引き出す。

そうすると、よく切れるのだ!!!

逆にそうしないと、切れるんだけど、何かが違う、、、というよく切れる(笑)

そして、もう1つ。
誰がどうやって使うかだ!

厳密言えば、
同じ髪を切る仕事なのに
理容師と美容師は求めるところが違う。

更に初級者とベテランでも違う。

なので、切れると言う感覚がそれぞれ違ったりする。

それをピンポイントで合わせていくのが、他の人には出来ない、私の、私らしい仕事なんだと思う。

お客様のお呼び出しです

ピン・ポン・パン・ボーン

いつも京都はさみ職人をご利用いただきありがとうございます。

先ほど(10/9)上の写真を送付頂いた東京都港区のお客様、至急サービスセンターまでお電話(090-7836-488)or LINEお願いします。

係よりお伝えすることがあります。

何を伝えるかというと、

「お名前と連絡先がなかったので、教えてください。」

です。

ピン・ポン・パン・ボーン

両櫛のハサミを考えてみる

こんにちは。オオタです。

ジャーニーさんの名言「You!やっちゃいなよ!」は墓標に刻みたい言葉です。

14目の両ぐしのセニングと出会いました。

動刃も静刃も櫛になっています。

以前、僕は両方櫛だから、「抜けが良い」と思っていました。

物理的に考えて、ハサミを閉じたとき、隙間が多いので、間違いなく抜けがいいと思っていました。

そんなの当たり前すぎる話だと思っていました。

でもね。

実際、多くの両方櫛刃のセニングを研いで、チェックして、、ってやっていると、そうでもないんです。

むしろ、
抜けの悪いものさえあります。
細身の両櫛とか、です。

でね。

「なんでだろう?」って考えました。

一番の大きな理由は、
物理的に・・だと思っています。

物理的に抜けがいいはずだ!と思っていたのが、

実は、

物理的に考えたら抜けが悪かった・・・ということです。

具体的には、
櫛刃の溝があることで
細い刃となってしまうため、力が伝わりにくくなると考えます。

この写真でいくと、
両櫛でなければ、黄色くらいの太い棒刃になります。
櫛刃になったため、赤の細さになってしまいます。

太いと力は伝わりやすいです。
細いと力が伝わりにくいです。

今のところ、これが一番の原因かと思っています。

ちなみにこの写真のハサミは太めで、両ぐし独特の繊細さは少なかったです。

もちろん、
刃付けの良し悪しも大いに関係します。

あと、「動刃の櫛と静刃の櫛がずれている」という、見てはいけないようなセニングもありますね。

使いたい役者

こんにちは。

オオタです。

たまに「先生」と言われることがあります。そういうのなんか違うし、その立場でもないので普通にオオタさんと呼んでほしいです。

が、

今日だけは「監督~」と呼んでほしいです。

半沢直樹が流行っているじゃないですか。

おもしろいし・・・その原因は香川照之さんだと思います。

 

あの名言「おしまい、DEATH」は香川さんのアイデアです。

ということで、

私が映画監督するとしたら、起用したい役者さんベスト3!

第一位:香川照之

 

理由は、勝手におもしろくしてくれるから。(笑)

役は、主役ではなく悪役の脇役で盛り上げてほしいです。

第二位:長澤まさみ

 

理由は、好きだから(^^)/ あと、役に徹してくれて、多少無茶なことを言ってもやってくれそう。

第3位:広瀬すずを入れたいところですが、友近!

 

おっちゃん。おばちゃん。ギャルもやってくれそう。

いろんな役、、全部をやってもらいたいです。あとCGで合成して(笑)

 

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