春です

こんにちは

オオタです。

春って、力が入らないというか、空回りというか、、、

そんな自分にストレスを感じています。

とはいっても仕方がないと思って半分あきらめています。

研ぎの方は順調に、今は1週間から10日位お時間をいただいております。

まめに店長日記を書いて報告したいところですが、春なので、、、空回りしています(笑)

 

シザーズテキスト、鋼材

こんにちは

オオタです。

ゆうびん屋さんがハサミの研ぎの依頼を届けてくれました!

人間国宝なんて・・・

秀くん、お気遣いありがとう。


さ、

て、

今回は鋼材の話です。

じゃん!!!!!!!

だいたいこんな感じです。

材料メーカーの商標があったり、

微妙なところもあるかもしれませんが、

細かいことは気にしないで、前をみて歩きましょう(笑)

1.鉄でも、軟鉄と鋼鉄がある。

鋼鉄っていうのは、字の通り鋼(ハガネ)の鉄です。

鋼ってことは、硬いです。

ハサミの刃や包丁やカミソリは、みんな鋼鉄です。

軟鉄(なんてつ)は柔らかい鉄のことです。

庭で使うシャベルとかは軟鉄です。研いでも切れるようにならないです。

2.ステンレスでも2つある。

上の図をみてください。

左のあるステンレスとど真ん中にあるステンレスです。

左のステンレスは、軟鉄のステンレス。

台所のステンレスですね。

真ん中のステンレスは、鋼鉄のステンレスです。

こちらはハサミのステンレスです。

3.コバルトには2種類ある。

ひとつは右側のコバルト。

これは金属ですが、鉄以外のところにしました。

鉄も入っていますが、コバルトがメインです。

切れるかどうかは、刃付けによって決まるといっていいくらい、研ぎにくい材料です。

もうひとつは真ん中下のコバルト系です。

今のメインの材料です。

細かくいろいろとありますが、ここの特徴は、鉄がメインにコバルトが入っているということです。

みそ汁の味噌みたいなものですかね。

(そんな安易に説明すると怒られそうですが、、、)

それぞれの違いはわかりにくいです。

例えば、普通の人は、

あるハサミを使って、切ってみて、このハサミの材料は●●だ!というのはわからないと思います。

それは造りや刃付けによっても変わるからです。

ただ、同じ職人さんが同じように作れば、その違いは判ると思います。

そうやって比べない限りわからないレベルです。


ってことで。

またね!

シザーズテキスト、ハサミの良し悪し

来た!

やっぱ!

女になった!

気が付いたら、

男女が入れ変わるというありそうで、、、ありそうなストーリーを(笑)

見事な映画にした「きみの名は。」

やはり男の立場で見ました。

女の体に入れ替わったら、、、

まずは、おっぱいを確認すると思います。

それで、エロい目でいろいろなところを見て・・・

いや、そもそも、自分をエロい目で見ることができるのだろうか?


こんにちは

オオタです。

スマホはAUのXperiaです。


さ、

て、

今回はハサミの良しあしの話です。

ってことです。↑

鋼材がいい!から、このハサミはいい!っていうのもその通りです。

が、

鋼材がいいのに、作りがわるい。刃付けもわるい。そんなハサミ、たくさんあります。

あるメーカーは、立派なカタログで写真写りがよくて、デザインが良くて、鋼材がよくて、、、

作りと刃付けがわるい。

こういうハサミって、新品の頃はすごくよく切れるけど、何日かすると、あまりよく切れなくなってしまいます。

よく「始めからよく切れなかった。」という話を聞きますが、鋼材がいいだけだとこうなる可能性があります。

逆に、

鋼材が悪くても、造りと刃付けがよければ、それなりによく切れます。

例えば、、、

30年前のハサミなどでよく切れるものがありますが、それはこのパターンです。

簡単にそれぞれを説明します。

1.鋼材

これは鋼の硬さ、粘りなどです。粘りというのはすり減りやすさと考えもOKです。

鋼は硬いものですが、使っていると、自動車のタイヤがすり減るように、鋼もすり減り切れなくなるものです。

次回以降に詳しく説明します。

2.作り

作りがしっかりしていると、開閉がしやすかったり、疲れにくかったり、研いだとき新品のように復活したりします。わかりにくい点ですが、重要です。

3.刃付け

刃付けって、美容師さんのカットに似ていて、

カットが上手な人ならモデルさんをより美しくできるような感じです。

逆に刃付けが下手な人って、モデルさんの耳を切ってしまって、血だらけにしてしまうような感じです。

刃付けが下手過ぎて、「壊している」状態です。


さ、

て、

女性の体に入れ替わったとして、

きれいな女の人を想像してますが、

それがおばあちゃんだったり、小学生だったりしたら、、、、

びみょーです。

じゃ。また!

シザーズテキスト、カマ形(鎌刃・直刃・柳刃・笹刃)

しもしも。

こんにちは。

オオタです。

OK!バブリー(笑)


さ、

て、

カマ形(鎌刃・直刃・柳刃・笹刃)

刃の形って、いろいろとありますが、

今回は刃線の形です。

この黄色のところの話です。

鎌みたいにえぐれていると、鎌刃(カマバ)って呼びます。

直線だと直刃(チョクバ)です。

柳っぽいと、柳刃(ヤナギバ)で、

笹っぽいと、笹刃(ササバ)です。

この刃線の丸みを弧といいます。

Rとも言います。

どのくらいのRか数値で表すことができます。(例えば、800Rとか)

が、ハサミの世界では、だいたいで決められており、数値で規格されてはいません。

なので、

少しのRがついている(直線っぽい)のが、柳刃で、

たくさんRがついている(丸っぽい)のが、笹刃です(笑)

(カマ形1) 鎌刃

刃線がえぐれています。

その特徴は、

・毛が逃げない

・すごく硬い切れ味

・不十分な研ぎの可能性あり。→いや、ハサミを壊している!って感じです。

普通はありえないです。

(カマ形2) 直刃

刃線が直線です。

(特徴)

毛が逃げないです。

が、もちろん刃付け次第で毛が逃げやすくもできます。

(カマ形3)柳刃

刃線がゆるく丸みがあります。

普通です。

↑かなりいい加減な表現になってしまいますが、普通のハサミは柳刃です。

(カマ形4) 笹刃

刃線がよりゆるく、、、

さらに丸みがあります。

刃元がえぐれている場合、プロペラ刃ということもあります。刃元のえぐれている笹刃とも言います。

(特徴)毛が逃げやすい

柔らかい切れ味。

不十分な研ぎの可能性がある。

スライドカットなどしやすいです。

が!!!

そのような刃付けをしないと逆に難しいかもしれません。


ってことで、

また!

シザーズテキスト、刃の形 ハマ形(はまぐり刃・剣刃・段刃)

こんにちは

オオタです。

好きなプリンは、となりに生クリームがあるヤツです。

それが、どうした!ってツッコミを入れているあなた!

その優しさが、世界を救います。

ありがとう。(笑)


さ、

て、

今回は、刃の形(ハマ系)です。

ハマグリ刃とかです。

 

下の写真の白い線を切ったとします。

その断面がどんな形かで、ハマグリ刃とか段刃とかと呼びます。

 

ちなみに、刃の形と言っても大きくわけて2種類あります。

ひとつがこの「ハマ系」はハマグリ刃系の略です。

もう一つが、「カマ系」。鎌刃系の略です。

これは刃線がどの程度Rがあるかがポイントです。

 

a.はまぐり刃(コンベックス・甲丸(コウマル))

峰から刃まで、なだらかになっています。

貝のはまぐりのように、丸い感じでなだらかなコンベックスです。

厳密に描くと刃先(上の図の「刃」という字のところ)は、このようにはなっていません。

刃付けによってかなり変わってきます。

それが「自社のノウハウ」ということになります。

b.剣刃(ケンバ)

ヨーロッパの剣のようなイメージです。

切断面は三角になります。

刃の中央が山になっています。

ヨーロッパの騎士が使う武器は、剣で、こんな形のようです。

日本の武士が使う武器は、剣とは言わないで、刀ですね。

c.段刃(ダンバ)

段がある刃です。二段刃と言うことも有ります。

一番古い形です。

刈り上げのときに櫛との密着を重視して、この形が好みの方もいらっしゃいます。

段のところの角度は、鋭い刃と鈍い刃があり、それぞれメリットデメリットがあります。

刃角度のところでくわしく説明します。


Q:どのハマ形がいいのでしょうか?

ヒント①

 

刃の角度に注目してください。

刃の角度は、紫が一番鋭く、続いて赤、オレンジと続きます。

ヒント②

刃は鋭いほどよく切れます。

 

ヒント③

上の図は段刃でした。

段刃を鋭くさせると、段の幅が広くなります。

ハマグリ刃を鋭くさせると、膨らみが小さいハマグリ刃になります。

剣刃を鋭くさせると、三角の山の頂上が左に寄ります。

 

答え

ヒントで、うすうす気づいていると思いますが、正解はどの刃でも同じです。

無知な営業マンは、

「このハサミは剣刃だから、よく切れます」とか

「ハマグリ刃が一番いいですよ」とか

「段刃だから、切れます」とか

言いたい放題ですが、本気にしたら、ダメです。気を付けてください。

無知なディーラーの営業マンの話を鵜呑みにしてハサミを買ってしまう方がいます。

営業マンなんて、営業するのが仕事でなので、毛を切るのは苦手なんです。

ハサミを持ったことがあっても、実際に切ったことがないかも、、、です。

だから、「こんな風に切れるようにして、、、」と言っても通じないわけです。

まあ、

商品を紹介するのが仕事なので、良い商品を紹介していただきたいですね。


ってことで、

かぼちゃプリンも好きですって話でした(笑)

シザーズテキスト、ハンドル

こんにちは

オオタです。

好きなジュースはマンゴージュースです。

ちなみにパイナップルを食べ過ぎて、舌が痛くなったことがあります。

そんな常夏のフルーツの話は置いておいてはじめます


ハンドル

ハサミのハンドルとは、持つところです。

柄ともいいますし、足ともいいますし、ワッカともいいますし・・・いろいろです。

ハンドルは大きく分けて、2種類あります。

1.メガネ

□動刃と静刃が並んでいる

□使い方の自由度が高い

□返して正逆使える(セニングの場合)

2.オフセット

□親指側が短いタイプです。

□開閉しやすい。

□持ちやすい。


メガネとオフセットどちらがいいか?

どちらでもいいです。

「それを言ったら、おしまいよ」というのが「男はつらいよ!」の寅さんですね。

好きな方を選ぶといいです。

まずは、先輩に聞いてみてください。

どちらでもいいよということでしたら、持った感覚で選んでください。

理容師さんは圧倒的にオフセットです。

最近の理容師さんのセニングはメガネが多くなってきました。

トリマーさんは圧倒的にオフセットです。

セニングもオフセットですね。

メガネを使う方もいらっしゃいますが、まだ少数派です。

美容師さんは、オフセット7割、メガネ3割くらいです。

美容師さんのセニングも同じ感じです。

メガネの方がインターナショナルだったり、こだわりだったり、そんな気がします。


じゃ。また!

シザーズテキスト、サイズとスタンプ

こんにちは

オオタです。

ハンコつくりました。

これから、大活躍してもらおうと思います。


さ、

て、

サイズ

今回はサイズ、ハサミの大きさですね!

ハサミの長さは“インチ”で表示されます。

では問題です。

 

Q:1インチは何センチでしょうか?

ヒント①

インチは親指の大きさです。

 

ヒント②

イギリス人の親指です。

 

A:2.54センチです。

日本人の我々からするとちょっと大きいですね。

 

Q:下のハサミは6.5インチのはさみです。

  ハサミの長さはどこからどこまでの長さでしょうか?

どこからどこまでの長さといういうと、

正解はB。
Bの長さが
2.54(センチ)☓6(インチ)=15.24(センチ)です。
Cの長さについて
例えば、このハサミのように長めの指掛けの場合、
指掛けがあるときは、7インチで、ないときは6インチなんてことになりかねないからです。
Aの長さについて
ハサミを選ぼうとすると、この長さは大切です。
指穴が大きいのと、小さいのと・・・
同じ6インチでも、持ったときに感覚が違うものがあります。
この違いの可能性が大きいです。

 

何インチがいいのか?

 

ハサミはインチで表示されます。
ハサミメーカーの多くは、5インチから0.5インチ刻みです。

 

5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5といったサイズが多くあります。

5.2、5.75、5.8、6.25,6.3、6..6、6.8・・・とか例外もあります。

 

実は、
先ほどのBの長さが基準ですが、
なんとなく決まっているだけで、実際には測ったら違うということも・・・・よくあります!!


1.カットシザー

具体的な特徴は、こんな感じです。

長いほど、まっすぐ毛を揃えて切れやすいです。
長いほど、多くの毛が切れて、仕事が早いです。
長いほど、毛が滑らない、毛が逃げにくいです。

長いほど、毛が滑らない。毛が逃げにくい。というのは、

自分のハサミを見て、ちょっと想像してみてください。

(そのハサミは6インチのハサミだとします)

刃先と刃元、どちらが滑りますか?

刃元ですよね。(どちらも滑るときはすぐ研いで!!(笑))

刃元って、動刃と静刃が少しづつ毛を挟むので、そもそも切れないです。

刃先になると、静刃の上に毛が乗り、動刃で押し潰すような動きで切れますね。

で。

更に1インチ、長くしたと想像してみてください。

ギロチンみたいな刃の動きになって、より毛が逃げにくいです。

短いほど、小回りがききます。
短いほど、手と一体化する気がします。
短いほど、よく切れます。
短いほど、軽いです。


2.目安

刈り上げ 6.5~7.5インチ
ブラントカット 4.5~5.5インチ
チョップカット 5.5~6インチ
ストロークカット、スライドカット 笹刃のところで説明。

刈り上げが6.5~7インチにしか出来ないというわけではありません。

刈り上げは5インチでもできます!

実際に、老舗の美容室で働いているスタッフさんが「この5インチで刈り上げをやってます」と言ってました。

ただ、切れる毛が少ないので、時間はかかります。

なので、大きいハサミの方が早いです。

きれいな面を作ろうとすると、切れる範囲が広くなるので、大きいハサミの方がいいですね。

逆に7インチでブラントカットが出来ないとというとそんなことはありません。

日本にブラントカットを広めたサスーンさんは小さいハサミを強調してそうです。

が、大きいハサミでも可能です。

ただ、小さいハサミの方が手に馴染んで繊細にカットができますよということです。


3.セニングシザース

セニングのところで説明

ちなみに、、、

セニングのほとんどが6インチです。

95%以上です。いや99%かも・・

とはいえ、5.5インチとか6.5インチとかもあります。


4.笹刃

ストロークカットやスライドカット専用に使用します。

普通のカットは毛が滑りやすいので使いにくいです。

5.5~6.5インチ

5インチ以下の笹刃はほとんどありません。
7インチ以上の笹刃もありますが、大きい場合ストローク、スライドには使いにくいです。


ん~。

今回はアソビが少なかったですかね・・・。そんなときもあるってことで・・・。

じゃ。また。

シザーズテキスト、基本のパーツの名前とLINE@

京都はさみ職人のLINE@スタート。

それで、

改めてLINEと向かい合って、いろいろとわかった。

1.そもそもスマホを使いこなせていない(笑)
いや、笑えない。

2.IDとかパスワードとか入力だけで肩が凝った。
俺の指、でかすぎる(笑)

3.そもそもLINEを使いこなせていない(笑)
友だちの検索ってどうやんの?みたいな・・・

4.そもそもLINE@って、何?
もう、笑うしかない(^^)

こんな感じのスタートです。
きっと明日はもう少し賢くなってる気がします。
LINE@を詳しく知りたい方は、こちら
https://line.me/R/ti/p/XgTCpIKhyz

あっ、これ↑京都はさみ職人のLINE@です。

友だちになると、こん身の「友だちになってありがとうございます。」のメッセージが届きます。


まずは、左から、

動刃と静刃ふれる内側

裏刃(うらば)です。

裏刃に傷があると、ひっかかりを感じます。

刃のネジ側

刃元(はもと)です。

ちなみに京都でハモといえば、魚の鱧です。

意外といわれますが、一年中近所のスーパーでも売っています。

刃の真ん中

刃中(はなか)です。

刃の先端

刃先(はさき)です。

刃の表

表刃(おもてば)または、そのまま刃の表。

刃の反対側

裏刃(うらば)または、裏スキ、、または刃の裏。

(↓同じ写真です)つづいて

刃の凹んでいるところ

裏スキ(うらすき)。ひぞことも言うようですが、そのように呼んでいるのを聞いたことがありません。

色が変わっているところ

ショクテン。漢字で書くと蝕点か、触点です。

この部分は動刃と静刃が触れるところで、、、グラインダーで削ってつくります。

小指をのせるところ

小指掛け(しょうしかけ・こゆびかけ)。小さく削ってもらうと、邪魔にならないです。

薬指を入れるところ

薬指穴(やくしこう)。シロウトって中指を入れてしまうんですよね。

ゴム

ヒットポイント。ヒットゴムでもOKです。

親指を入れるところ

拇指穴(ぼしこう)。


ということで、

LINEに翻弄されているって話でした!(笑)

じゃ。また!

世田谷区三軒茶屋のハサミから


こんにちは
オオタです。
3/9 今日は3/1着の世田谷の美容師さんのハサミから研がさせていただきます。
たぶん、三軒茶屋って都会で、僕の住む亀岡市よりも美容室が多い気がする・・・

--------
写真はある日のお昼のどん兵衛。

なんてったって「鬼」かき揚げですから、、おいしかったです。

シザーズテキスト、チョー基本のはさみの名称と手汗

こんにちは

オオタです。

実は、

私には誰にも負けないだろう、特異体質を持っています。

それは、手のひらと足の裏の汗かきがハンパない!です。

原始時代、すごい木を登るのに役立つ体質です。(笑)

現代社会では、スーパーのビニール袋を開きやすいことくらいです。


さ、

て、

チョー基本のハサミの名前です。

今回は、女子高に来た新任のさわやか先生バージョンでいきます。

1

みんな、おはよう!

今日はハサミの勉強だよ

基本的なことだから、

わかっていると思うけど、一応確認してみよう。

じゃあ。

それぞれを答えください。

1

1.動かす刃

じゃあ、動かす刃、まさみ!

ハイ。動刃(どうば)です。

そうだな。

シロウトは、両方で開閉するけど、プロは片方の刃だけを動かせて使うんだよな!

なんで、片方だけ動かすかわかるか?

はい。狙ったところを思う通りに切ることができるからです。

あと、毛を逃げずに切ることができます。

よーし、まさみ、先生はカルピスが好きだ!

2.動かさない刃

じゃあ、動かさない方の刃。菜々緒

ハイ。静刃(せいば)です。

正解!

菜々緒よく勉強しているな。すごい!

今度から女王さまって呼んでいいか?

同じセイバでも、正刃って書くセイバあるな、これはセニングの逆刃と対になる方だな。

3.ハサミの中心

次は、ネジの中心だ!わかるか、さとみ。

ハイ、ねじです。

英語で言うと

スクリューです。

いい発音だ!イーオンのCMに出れそうだな!

たまに、ボルトとか、ナットとかいう人がいるけど、、、微妙に違うからな!

1

4.手をいれるところ

次は指を入れて持つところだ!これは、カドノ!

たくぞうでないわ。

角野卓造でないわ。

JK、、、女子高生、、、春菜!

お~、ごめんごめん、春菜。

ハンドル、または柄です。

職人さんがアシって呼んでいることもあります。

親指の穴が拇指穴(ぼしこう)

薬指の穴が薬指穴(やくしこう)です。

さすが!映画監督!

だれが、映画監督~

マイケルムーア、違うわ!


どうも~、ありがとうございました。(^^)/

愛知県のハサミから

こんにちは

オオタです。

昨日は、餃子の王将でディナーでした!

餃子☓2、ラーメン☓1

3/7水曜日。あっ妹の誕生日でした。

2/27着で愛知県の春日井市から届いたハサミから研がさせて頂きます。

「刃先が切れない」とのことで、試し切りしたとき、たしかに切れない!

「おっしゃるとおりです!」っていうハサミからです。

いつも以上に刃先がよく切れるようにしておきますね(笑)

上の動画の解説はこちら

Kouhoのセニングです。

シザーズテキスト、ハサミの扱いとお手入れ

こんにちは

オオタです。

1

宛名をみてください。

冗談のわかる、いいお客さんです(^^)

「世界一の研ぎ師」なんて、

お世辞だとわかっていますが、ご期待に添えるよう精進します。


さ、

て、

ハサミの扱いとお手入れのコツ

意外と知られていないことがあるかも。

色と字の大きさで、「意外と知られていない度」をお知らせします。

1.空切り・空バサミは避ける

無駄な開閉はハサミを痛めます。

2.押切はしない

押切をすることで、切れなくなりやすい。
押切だとそもそも切れないハサミがある。
自分の手が疲れる、痛くなる。

3.慣らし運転をする

研ぎたて、新品のハサミは厚切りせず、慣らし運転をする

4.毛以外を切らない。

硬いものを切ると切れなくなる。例えば、ダンボールを切ると一発で切れなくなる。

5.濡れたまま放置しない。

毛管現象により刃先に水が貯まる。錆の原因になる。

6.オイル

長い間使わないときは、オイルを全体に漬ける!!!!

7.金属疲労

よく使うハサミは、2本用意し、かわるがわる使うと金属疲労を防ぎ長持ちする。

8.カット終了後

カットが終わったら、テッシュなどで水分汚れを拭き取る。
セームでひねるように返り刃を拭き取る。

9.ネジのかたさ

ネジの締め過ぎは手が痛くなる。
ネジのゆるめ過ぎはすぐ切れなくなる。
適正は、手が痛くならない程度のキツ目

10.ネジがゆるんだら

実は、ネジがゆるみやすいはさみも多い
ゆるんだら、自分でしめる。←コレ重要!!!

11.机に開いて置かない

ハサミはとても繊細です。
開いて置くと、上の刃で下の刃を傷つけてしまうことがあります。

机に置くときは、やさーしく、閉じて置くようにしましょう。

開いて、勢いよく机に置くと、一発でアウトー!です。


ってことで、

これをきっちり守ると、3倍くらい永切れしますよ。

シザーズテキスト、ハサミを選ぶ時のポイント

こんにちは

オオタです。

1

ほしのこえ、見ました。

「君の名は」の新海誠監督の作品です。

女子高生が制服着て、ロボットに乗って宇宙へ戦いに行ってしまいます。

その時点で、着いていけなそうです。

が、

光のスピードで8年先の宇宙から、好きだった男の子へ送るメールが・・・。

女の子が、

雨が降り始めたときのアスファルトのにおい、、、雨が傘に当たった音、、、を感じたいと言っていたことが何とも言えず印象的でした。


さ、

て、

ハサミを選ぶ時の大雑把なポイントです。

1.自分が欲しいと感じるもの

現在の技術はレベルが低いが、

 将来はハサミに似合う高い技術を持ちたいから、いいものがいいと思います。

安いものが悪いとはいいませんが、よき技術者は値段では選ばず、自分がいいと感じたものを使っています。

2.シンプル イズ ベスト

多くのハサミを持っている人ほど、「結局シンプルなハサミが残る」と言います。

特殊なものは、限定した使い方ではその力を発揮します。

しかし、変なクセがついて他のハサミが使えないということになることもあります。

実際そのようなケースに出会うこともあります。

例えば、大きすぎ、小さすぎ、特殊なハンドル、細すぎ、太すぎ・・・

3.用途に応じた数丁を選び、用途別に使い分ける。

持ち換えるのが面倒くさいので、一丁で全てのスタイルを作るというのもいいのかもしれません。

しかし、より繊細なスタイルを作ろうとした場合、

用途別にハサミを使い分けることで技術の幅は広がり、よりお客さんの要求に応えることができるものです。

この辺は教科書通りって感じですかね。

で、

実際はどうなの?

4.信頼できるハサミ屋さんから買おう!

例えば、ハサミのこと全然知らないディーラーの営業マンから止めた方がいいですよ。

って書くと、ディーラーさんを敵にまわすことになるかもしれないけど・・・

ハサミのことを全然知らないディーラーさんですからね。

ありがちなのが、

「セニングはカットラインが出てないのが一番です。

だから、この10%セニングいいでしょぉ~」

たしかに、ラインが出てないのはいいけど、毛量が多い人なんか、恐ろしく時間がかかりますよ。

その分、毛を痛めやすいですし・・・。

あと、

「やさしく切れるから、いいですよ。この笹刃。」

って、

確かに笹刃の場合、やさしく切れるからいいです。

が、切れなくなると途端に毛がすべるようになります。

スライドカットなら問題ないと思いますが、ブラントに使うと・・・仕事にならないですよ。

5.手にあったハサミを選ばない

これはある意味、暴言なんですが・・・

ある程度ベテランの技術者でしたら、手にあったハサミというのがわかるので、手にあったハサミが一番です。

でもね。

デビューしたての時期に選ぶはさみとしては、危険です。

例えば、

「私、手が小さいから、小さいハサミ!」という美容師さん。

小柄な女性理容師さんでも、大きいハサミを普通に使っている方もたくさんいらっしゃいます。

手が小さいからという理由だけで、小さいものを選ぶのは、ちょっと危険です。

「指が細いから、小さい指穴のハサミ」

これは、いい気がします。

でも、もしかしたら、そうでもないかも。

というのは、

指穴が小さいハサミを使っている人の、腱鞘炎率が高い気がするから・・・

はっきりとデータをとっていないのですが、、、

今、ヒアリング調査しているので、そのうちお知らせできると思います。


じゃ。また!


 

シザーズテキスト、良いハサミとは

こんにちは

オオタです。

screenshot.27

こんなハンコを作ろうと思います。

ゆうびん用です。

そのうち、あなたのもとへ、京都はさみ職人からのお手紙が届くかと・・・・(^^)

さ、

て、

いま、STTです。

ダイ語です。

シザーズテキストを作っています。(笑)

要するにハサミの話です。

で、

は、

始まり、始まり。

—————————————————–

良いハサミとは、

・よく切れる。(毛が逃げない。毛が飛ばない)

・切れ味が持続する。

・再研磨調整で復活する。

といった基本的な機能が備わっています。

 

さらに、

・手や指に負担の掛からない

・手によくフィットする

・手が疲れない

・使いやすい

・自信が持てる。←意外と大事かも!!!

など、これらに対して、バランスよくそろっているものです。

 

それ以外にも、作業効率の向上のため機能性が高いセニングや特殊なカット向きの笹刃などもあります。

 

自分にとって、最高のハサミを手にすること。

これはプロの技術者にとって、最高の技術を提供することにつながるのです。


 

ちょっと硬いですかね?

 

「いいハサミって、何がいいんですか?」と聞かれることがあります。

これって、本質すぎて、逆にお答えするのが難しいです。

「いいカットって、何がいい?」という質問と近いかもしれません。

ちなみに、

私からの答えは「すべてにいい」です。

でも、わかりにくいですね。

具体的に何がいいのか?と考えてみました。

いいハサミって、

よく切れます。

切った感じが快感です。もっともっと切りたいという気持ちになります。

逆に悪いハサミの場合、切るという作業をする感じです。

よい切れ味が持続します。

永切れってやつです。

始めはよく切れるけど、すぐ切れなくなるというハサミもあります。

原因は鋼材が柔らかすぎるとか、造りが雑だとか、、です。

誰が研いでも切れる。

これって、ちょっとした嫌がらせかもしれないですが、いいハサミって誰が研いでもよく切れます(笑)

「オオタさんの研ぎ、すごい!」とほめていただくこともありますが、「そのハサミならだれが研いでもソコソコよく切れるようになります。」って心の中で言います。

声に出てしまうときもあるけど・・・

作った人の顔が見える

変な表現ですが、気を込めて作られたハサミって、いい感じの雰囲気があります。

逆に機械が作ったやつとか、上司に言われて残業しながらイヤイヤ作ったはさみとか、、、負のオーラが出てますね(笑)


逆に

悪いハサミっていうのは、

・始めから切れない。

これの説明をするべきか、、、そこから考えてしまうのですが、、、

景品でもらったハサミとか、

会社で数をまとめたから、安くて、、10,000円くらい、、、みたいなヤツです。

オークションの安いやつとか・・・

・研いでも切れない。

上手な人が研げば、そこそこ切れるようにはなりますけど・・・

楽しく、誇りをもって仕事ができるレベルかというと、、、難しいです。

もしかしたら、追加料金が必要になるかもしれないです。


「まだ、練習だから、いいハサミは必要ない」

って話、ありますね。

実は

これ、残酷な話です。深いですよ。

もし、私の子供が美容師になるとします。

子供はお金をもっていない、親もたいしてお金がない・・・

でも、いいハサミを買わせます。ローンを組んででも、です。

なぜなら、

いいハサミの方が上達スピードが速いから。

これって、

技術者だったら、無意識レベルで、当たり前で、知っていると思います。

切れるはさみvs切れないはさみ

どちらが、上手にカットできますか?

どちらが、楽しくカットできますか?

どちらが、早くカットできますか?

どちらが、思う通りにカットできますか?

で、

で、

でぇ。

逆に、です。

新人さんにはあまり上手になってほしくないとします。

(これって、書いていいことなのかなあ・・・)

(暗に、誰かを批判することにならないかなあ・・・)

でも、ハサミを使って仕事をするひとを応援したいので、正直に書きます。

自分がエースで4番の美容師さんって、アシスタントってすごく頼りになります。

あまりやりたくない雑用をやってくれるからです。

できることなら、自分だけがカットの仕事で、雑用はアシスタント任せにしたいと考えたとします。

すると、

アシスタントは、カットが下手なほうがいいわけです。

練習しても上達が遅い方がいいわけです。

上達が遅い、安くて悪いハサミの方がいいわけです。

アシスタント=悪いハサミが好都合なわけです。

笑えない話かもしれませんね。


実は、

こう感じたのはわけがあります。

いろいろとお店を回っていると、

ハサミの研ぎの依頼を受けます。

その大半は、アシスタントさんではなくて、一人前の方です。

(当たり前ですけど)

たまに、アシスタントさんのハサミを研ぐときがあります。

で、アシスタント歴が長いなあという方もいます。

で、そのハサミなんですが、・・・・残念なものが多いです。

「正直、そのハサミ、誰が使っても、よくひっかかるし、よく切れません」というのが多いです。

たまたま、

自分のハサミを忘れてしまって、

先生のハサミを借りたことがあって、

そのハサミが恐ろしく切れたので、びっくりした!

なんて話もよく聞きます。

それって、

(先生のハサミは普通で、あなたのハサミが切れなすぎるんですよ!)

と思いながら、

「いいハサミで切ると仕事が楽しいですね」

と言います。

長くなりました。今日はこのへんで・・・

じゃ。また!

 

 

愛知県のトリマーさんのハサミから

こんにちは

オオタです。

3/1。今日は昼間セミナーに行きまして、お昼はカレーを食べました。

まさに、京都らしい隠れ家的なお店でした。

スマホくらいの大きさの看板で、

入り口も開店しているかどうかもわからないような感じでした。

あまりにも隠れ家的で、新しいお客さんが行きにくいお店でした。

と入っても店内はいい雰囲気でおいしいカレーでした。

サボ

さて、今日は2/22着の愛知県一宮のハサミから研がさせて頂きます。

「おまかせします」とのことです。ご期待を超えられるよういい感じに仕上げようと思います。

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