シザーズテキスト、ハサミを選ぶ時のポイント

こんにちは

オオタです。

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ほしのこえ、見ました。

「君の名は」の新海誠監督の作品です。

女子高生が制服着て、ロボットに乗って宇宙へ戦いに行ってしまいます。

その時点で、着いていけなそうです。

が、

光のスピードで8年先の宇宙から、好きだった男の子へ送るメールが・・・。

女の子が、

雨が降り始めたときのアスファルトのにおい、、、雨が傘に当たった音、、、を感じたいと言っていたことが何とも言えず印象的でした。


さ、

て、

ハサミを選ぶ時の大雑把なポイントです。

1.自分が欲しいと感じるもの

現在の技術はレベルが低いが、

 将来はハサミに似合う高い技術を持ちたいから、いいものがいいと思います。

安いものが悪いとはいいませんが、よき技術者は値段では選ばず、自分がいいと感じたものを使っています。

2.シンプル イズ ベスト

多くのハサミを持っている人ほど、「結局シンプルなハサミが残る」と言います。

特殊なものは、限定した使い方ではその力を発揮します。

しかし、変なクセがついて他のハサミが使えないということになることもあります。

実際そのようなケースに出会うこともあります。

例えば、大きすぎ、小さすぎ、特殊なハンドル、細すぎ、太すぎ・・・

3.用途に応じた数丁を選び、用途別に使い分ける。

持ち換えるのが面倒くさいので、一丁で全てのスタイルを作るというのもいいのかもしれません。

しかし、より繊細なスタイルを作ろうとした場合、

用途別にハサミを使い分けることで技術の幅は広がり、よりお客さんの要求に応えることができるものです。

この辺は教科書通りって感じですかね。

で、

実際はどうなの?

4.信頼できるハサミ屋さんから買おう!

例えば、ハサミのこと全然知らないディーラーの営業マンから止めた方がいいですよ。

って書くと、ディーラーさんを敵にまわすことになるかもしれないけど・・・

ハサミのことを全然知らないディーラーさんですからね。

ありがちなのが、

「セニングはカットラインが出てないのが一番です。

だから、この10%セニングいいでしょぉ~」

たしかに、ラインが出てないのはいいけど、毛量が多い人なんか、恐ろしく時間がかかりますよ。

その分、毛を痛めやすいですし・・・。

あと、

「やさしく切れるから、いいですよ。この笹刃。」

って、

確かに笹刃の場合、やさしく切れるからいいです。

が、切れなくなると途端に毛がすべるようになります。

スライドカットなら問題ないと思いますが、ブラントに使うと・・・仕事にならないですよ。

5.手にあったハサミを選ばない

これはある意味、暴言なんですが・・・

ある程度ベテランの技術者でしたら、手にあったハサミというのがわかるので、手にあったハサミが一番です。

でもね。

デビューしたての時期に選ぶはさみとしては、危険です。

例えば、

「私、手が小さいから、小さいハサミ!」という美容師さん。

小柄な女性理容師さんでも、大きいハサミを普通に使っている方もたくさんいらっしゃいます。

手が小さいからという理由だけで、小さいものを選ぶのは、ちょっと危険です。

「指が細いから、小さい指穴のハサミ」

これは、いい気がします。

でも、もしかしたら、そうでもないかも。

というのは、

指穴が小さいハサミを使っている人の、腱鞘炎率が高い気がするから・・・

はっきりとデータをとっていないのですが、、、

今、ヒアリング調査しているので、そのうちお知らせできると思います。


じゃ。また!


 

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