刃線について

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こんにちは

オオタです。

先ほど、コンビニ行って立ち読みしてきました(笑)

それだけだと、申し訳ないので、、、

いつも新発売の飴ちゃんを買うのですが、ほしいなあと思うものがありませんでした。

そのかわり、

カップれーめんコーナに行ったら、衝撃的な“出会い”がありました!

じゃーん!

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トムヤンクンヌードル、、、買っちゃったぁ!(笑)

さ、

て、

今回は刃線について

刃線って、刃の線のことです(笑)

刃線がまっすぐな刃は直刃です。

カーブがきついと笹刃といったりします。

刃線の説明

この絵の赤のところです。赤の刃線がきついので笹刃です。

この刃線のカーブがきついほど、優しく切れます。

が!!!!毛が逃げます。または毛が滑ります。

なので、

いくらドライカットをするからといって、ブラントカットをするなら、笹刃はやめたほうがいいです。
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研ぎに出して、

刃先だけ笹刃のように研がれて戻ってくることがあります。

そのハサミは、刃先が切れません。

毛が逃げるようにして切れないです。

不十分な研ぎです。

これを直すのには、いつもより多く削って刃の形を整えることになります。

当然、小さくなったり、細くなったりします。。

よく「どの程度細くなるの?」という質問がありますが、ケースバイケースです。

すごく悪い研ぎをされていたら、すごく削ることになります。

反対に少しだけおかしい研ぎなら、少しの削りで直ります。

反対に、

鎌刃ぎみに研がれてしまったというケースがあります。

鎌刃はよくない

上の図の赤線のような感じです。

この場合、毛が逃げにくいです。

が、

硬い切れ味です。

硬すぎて手が痛くなると思います。

普段、手の指の皮を鍛えていれば、問題ないです(笑)

昔、

元理容師の研ぎ屋さんがいて、

研ぐハサミはみんな鎌刃に研いでいる方がいらっしゃいました。

「これで毛が逃げなくてよくなった!」とのことです。

が、

私から見れば、それは「壊している」ようなものです。問題、、、大ありです(笑)

で、

正解は?ということになりますが、

それは、そのハサミがもともと持っている正しい刃線ということになります。

もともと笹刃に作られたものなら、刃線も笹刃です。

もともと直刃に作られたハサミなら、刃線も直刃のラインが正しい刃線ということになるわけです。

じゃ。また!

 

 

ソリについて②

「じぃじ。ばぁば。

ビィータ(小型電子ゲーム)かって!」

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親に言っても、

おこられるだけで・・・

夏休み、ジジババにおねだりした結果、見事にゲット!!!

の父、オオタです。

ちなみに、マインクラフトをやりたいそうです。

さ、

て、

今回もソリの話です。

前回の記事がなぜか、好評で、申しすこし詳しく説明してほしいとのことです。

な、

の、

で、

今回は、写真入り!イラスト入り!でわかりやすく説明します(笑)

まずは、ソリの説明から。

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こうやってハサミをみて、動刃と静刃の隙間があります。

動刃も静刃も反っているので、隙間が見えるのです。

イラストだと、こんな感じですかね(笑)

かなり大袈裟ですけど。

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で、

私たちはさみ職人がこのソリをチェックするのは、こんな感じでやります。

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わかりますかね?

平らな板の上にハサミをのせて、その隙間の状態をチェックします。

イラストでデフォルメすると、こんな感じです。

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(刃先が板についていないのが気になりますが、気にしないでください。)

このソリが大きいと力強く切れますが、すぐ切れなくなるとか、、

ソリがないと、毛が折れるように切れなくなるとか・・・いろいろとあります。

ちなみにこのイラストのように、

刃先が浮いているような状態だと、毛をつかむことができないので、刃先が切れないです。

で。

よくあるのがこんなソリの状態です。

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これだと、刃元から刃中までは切れるけど、、、刃先が切れないという症状です。

いくら研いでも切れるようになりません。

これはハンマーで叩いて、調整します。

ちゅっとやりすぎると折れてしまうものです。

ちなみにこの隙間って、ごくわずかな隙間で、1mm以下です。

なかなか見慣れないとわかりにくいです。

で。

例えば、

「買うときにソリをチェックしたいんだけど、どうすればいいですか?」

という質問があったとします。

正解は、

「専門家がハサミを分解して、チェックする」です。

普通の人だ見てもわかりませんし、

そのまま組んである状態でしたら、専門家が見てもわからないかもしれません。

そのくらい繊細なハサミです。

 

てっことで、

なんだかんだ言って、

栗色ゆるふあは嫌いじゃないtって話でした(笑)

じゃ。また!

 

名古屋のお客様の声を頂きました。

こんにちは

オオタです。

名古屋からのお客様の声を頂きました。ありがとうございます。

「正直びっくり!」しちゃって、「仲間に広めます❤」だって、うれしいなあぁ。ありがとうございます。

░▒░▒░▒░▒░▒░▒░▒░▒

本日9/21は、9/9着の同じく名古屋の理容師のいっちゃんのハサミから研がさせていただきます。

またまた、ハサミを買ってくれてありがとうございます。

このセニング、かなりいい仕事すると思います。

厚めに行っちゃってください。

切れの良さとヌケの感覚が快感で、腰抜かすかもよ(笑)

クロスしてしまったハサミを研ぎます

こんにちは

オオタです。

最近twiceが好きすぎて韓国語を勉強したいと思ってます。

で、

ユーチューブを見て検索してみたら、ギャルのユーチューバーが韓国語の解説をしてくれていました。

彼女の視聴者平均は10代みたいです。

わたくし・・・おっさんでして、平均年齢を一気に上げてしまっていますねぇ。

░▒░▒░▒░▒░▒░▒░▒░▒

今日9/13は9/5着の尼崎のひろ君のハサミから研がさせていただきます。

上の写真のように、「クロスしているから、気を付けてね」というヤツからです。

注意いただきありがとうございます。

ハサミの反り(ソリ)について

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こんにちは。オオタです。

趣味は、

玄関に巣をつくったツバメちゃんの成長を見守ることです(笑)

ベランダにハトが巣を作ると、

いやーな気分になりますが、ツバメちゃんの場合はいい気分になる自分が不思議です。

さ、

て、

今回のテーマはソリ!

ハサミには「ソリ」と「ひねり」があるんだよ!という話を

聞いたことがあるかもしれませんが、そのソリです。

ハサミは、反った静刃と反った動刃の組み合わせです。

反っていると、力があり、力強く切れます。

ですが、強すぎるとすぐ切れなくなります。

また、ソリがあって、ひねりがないとすぐ切れなくなります。

たまに、

ソリがないハサミ、または逆方向に反っているはさみがあります。

こんなハサミは切れません。

特に刃先は切れません。

研ぎに何度か出しているが、

いつも刃先が切れないとか、、、

すぐ刃先が切れなくなる、、、

刃先が滑るとか、、、

といった症状は、ソリに問題があることが多いです。

この問題がある状態を「くるっている」といいます。

または、「調子がくるっている」といいます。

くるっているって、かなり重症なイメージですが、実際、普通に研いでも切れるようにならないので、やはり重症です。

よくするには、ハンマーで叩いて、正しくソリを作ります。

鋼によっては、折れやすいものもあり、慎重になります。

 

じゃ。また。

刃の角度について

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こんにちは

オオタです。今回は刃の角度の話です。どのくらい鋭い刃の角度がいいのか?っていう話です。

が、

上の写真は包丁を研いでいるところですね。

こういう写真って、私のような人間から見ると、

もう「???」がとまらないです!職業病かもしれません(笑)

それは、

①なぜ、アスファルトの上で研ぐのか?

アスファルトの上なんて、すごく研ぎにくいですよ!

ちゃんとした台の上じゃないと・・・

②砥石が曲がっている

よくみると砥石の先のほうが片減りしていているのがわかると思います。

これだと、刃がヨレヨレ・・・になってしましますね。

③砥石の粗すぎ

この砥石はがっつり削る用の砥石です。

包丁をみるときれいなので、この包丁の状態でこの砥石を使うと逆に切れなくなる可能性が高いです。

私なら、怖くて使えないレベルです。

どうですか?

マニアックすぎて、面倒くさいですか(笑)

仕事以外はほどほどです。

さ、

て、

今回は、刃の角度というテーマです。

刃の鋭さみたいなもので、

60度と30度を比べると、

60度だと鈍角で、30度だと鋭角という話です。

いったい刃の角度は、何度がいいんだ?という質問があります。

正解は45度くらいです。

でもね。

ハサミのつくりと鋼材とのバランスがあって、好みの切れ味が関係するのではっきりと言い切ることができません。

例えば、

あなたが美容師さんで、

無名時代の剛力彩芽ちゃんが店に来て、

カットを担当したとします。

当時はモデルで、それなりで、たいして売れなかったみたいですが・・・

あのショートにしたとたん、売れ出したそうです。

なので、

剛力さんにゆるふわ金髪のギャル風だと不正解なわけです。

もちろん、彼女が私はギャル系が好きで、売れたくないということなら、正解ですけど。

やはり、彼女の正解は、ショートの黒髪ということになります。

で、

ハサミの刃の角度ですが、

一般的に、

刃が鈍角の場合、切った感じが重かったり、毛が滑ったりします。

いい面としては長切れします。

文房具のはさみと同じイメージです。

あの文房具ハサミで髪を切ると、毛が滑ってしまいよく切れないですが、落としたりしても、あまり切れ味が変わるというこてゃないです。

逆に

刃が鋭角の場合、切った感じが軽いです。スパスパ切れていい感じです。

悪い面は、切れなくなるのが早いです。

どのくらい早いか?というとどのくらい鋭いか?というのと関係します。

鋭すぎると、2.3度開閉するだけで切れなくなります(笑)

「研ぎから戻ってきて、始めはよく切れるけど、すぐ切れなくなる」というのはこのパターンです。

で、

鋭角でもなく、鈍角でもないという真ん中が、理美容のはさみの場合、45度ということになります。

「オオタさん、うちが出している、研ぎ屋さんはこだわりの40度って言っていました!」

それは、それでいいです。

私自身も、45度よりも鋭い刃付けにすることが多いです。

ただ、どのはさみも40度と決めて同じようにするのは、いかがでしょうか?

例えば、

昔のはさみで、鋼が柔らかいハサミなんかは、鈍角な刃のほうが逆によく切れたりします。

このはさみを40度の刃の角度にすると、よく切れないし、すぐ切れなくなるし、、、ってことになります

で、

結論としてまとめると、

45度はふつう。

60度は鈍角で、永切れするけど、よく切れない

30度は鋭角で、よく切れるけど、すぐ切れなくなる。

と言いつつ、はさみによっていろいろである。

です。(笑)

 

じゃ。また。

 

 

海老名の美容師さんからお客様の声を頂きました。

こんにちは

オオタです。

今日9/9は、9/1着の埼玉県新座市の個性的なサロン名の理容師さんのハサミから研がさせていただきます。

ニワトリのハサミは、サビがちょっと気になります。

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お客様の声はこちら

寝屋川市のトリマーさんからお客様の声を頂きました

こんにちは

オオタです。

大阪、寝屋川市の疑り深いお客様から、お客様の声を頂きました。(笑)

ありがとうございます。

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今日9/7(木)は8/31(木)着のハサミから研がさせていただきます。

札幌のいっちゃん、いつもありがとうございます。

両方ともウエットでもドライでもしようされるということですね。

両櫛のセニングは繊細なタイプなので、ドライで厚切りは苦手かと思います。

カットシザーは結構荒れていますね。激務っぷりが感じられます(^^♪

 

 

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