鋼材の話(V金10号)

ブイブイ言わせている女性

武生特殊鋼というメーカーさんの商品です。

HPによると、

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いろいろな刃物にマッチした適応鋼種を選ぶ場合、要求される性能も多様化してきました。しかし、その基本となる条件は現在にいたっても何ら変わることはありません。
V金10号の高級ステンレス刃物鋼は、厳選された純度の高い原料鉄を用い、最高の精鋼技術で作られ、靱り強く、加工性、鍛造性にすぐれています。しかも有害不純物に起因する腐食性もなく、また耐摩耗性にすぐれた諸性質は弊社の「V鋼」刃物鋼シリーズの一大特徴となっています。

V金10号は上記の特徴を持つ原材料に種々の合金元素を添加して形成されています。
Cr 15%,, Mo 1%, Co1,5%を添加したことで、素地(マトリックス)を強化し、炭化物の脱落防止効果を一層高めています。
Vの添加によって組織を微細化すると共に、これらCr, Mo, Vの元素は硬い炭化物を多量に作るので、耐摩耗性は一段と向上し、刃物の永切れが持続します。
被削性は良好で刃研ぎが容易です。V金10号は高温焼き戻しでの二次効果が現れるので、約450℃までの表面コーティング処理を施すような刃物にも最適です。

C Cr Mo V Co
V金10号 1.0% 15,0% 1.0% 0.2% 1.5%

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難しいですね。

これも素晴らしい鋼です。

今この鋼が使われているハサミも多いと思います。

この説明を読んで感じたのは、

「Vの添加によって組織を微細化する、、、、Cr, Mo, Vの元素は硬い炭化物を多量に作る」

という部分で、

Vの添加は微細化するんだ!と思いました。

Vというのは、バナジウムの元素記号ですね。

(見たことないですが、、)

(バナジウム水は飲んだことありますが、、)

(よくわからないですが、、)

(笑)

「これを混ぜると微細化する」という意味についてです。

普通に見ると、ハサミって鉄なんです。

でも、よーく見ると、

スポンジみたいに、スカスカしている(イメージ)です。

微細化は、このスカスカがより小さい感じになっている(イメージ)です。

そのため、すり減りにくくなります。

実際、砥石で研いでいて、なかなか減りません(笑)

大きい刃こぼれがあるハサミを研ぐときは、時間がかかりますね。

研いでいて、長切れする鋼なんだろうなあ、、、って感じます。

 

で、

最後に写真の説明です。

V10の関連ということで、、、

「ブイブイ言わせている女性」ということで、

Vつながりでした、、、今回は強引すぎたか?(笑)

 

じゃあ。また!

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