青春オイル物語
2025.10.17 11:56
放課後のカメ公園
あの日、7人で行ったかめ公園。カメがのそのそ歩いて、俺たちは笑い転げた。
茜(あかね):蒼(あお)。カメにチューしてみて!
蒼:おいおい…カメにできるわけないだろ
茜:じゃあ!あたしにチューしてみて!
(みんな笑う)
陽菜:茜、そういうのは心の中で。
茜:心の中ね…じゃあ蒼はどうなの?
蒼:…それは・・・
(照れ隠しに背を向ける蒼、茜は少し頬を赤らめる)
かりんの実の公園
次に行ったのは、デカい、かりんの実が落ちてた公園。
甘い香りがして、みんな笑ってた。けど、あの頃から…少しずつ、空気が変わっていった。
海斗:おーい蒼、茜! 二人だけ何話してんの?
茜:別に、なんでもない!
陽菜:なんでもない顔じゃないなあ(笑)
(みんなの笑い声の中、蒼と茜の目が一瞬だけ合う)
二人の距離
気づけば、二人はいつも一緒にいた。放課後、部活の帰り道、何気ない瞬間。それが“恋”ってやつなんだろうな。
蒼:なあ茜、卒業したら…どうするんだ?
茜:うーん、まだ考えてない。でもね
(少し間をおいて)
茜:蒼といると、なんか未来が楽しみに思えるんだ
蒼:……
(小さく笑う蒼。沈黙の中に“想い”が流れる)
ケンカ、そして旅立ち
でも、恋って難しい。言葉のすれ違い、ズレ。あの日、二人は大ゲンカした。
茜:もういい!勝手にしてよ!
蒼:お前こそ、何も分かってない!
(茜、涙をこらえて走り去る)
そして茜は、何も言わずに旅に出た。“見つけたい”って言ってた、自分の気持ちを。
再会
数ヶ月後。いつもの公園に、またみんなが集まった。
茜:ただいま。
陽菜:おかえり!
蒼:(ゆっくりと茜に歩み寄る)…会いたかった。
茜:(泣き笑い)私も。
海斗:よっしゃー!七人そろった
真白:またみんなで、笑おうね。
恋も、友情も、全部ひっくるめて、あの時は“青春オイル物語”って呼ばれてた。油まみれのあの日。僕らの時間は、たぶん一生、あのまま光っている。
と
いうことで
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ちなみにノベルティーとかにするつもりです。
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