切れるハサミは楽しいし、美しい仕事もできる。そんな手助けが僕の仕事です。京都はさみ職人 オオタトシカズ

お役立ち日記 2020年7月

ハサミの打ち合わせ

ハワイに行きたいなあ。

こんにちは。オオタです。

ハサミを作りたい!ってことになると、こんな設計図をつくります。

このハサミは、あるサロンさんのオリジナルセニングです。

オーナーさんも美容師さんなんですが、

自分で仕切ることなく、片腕のように信頼しているスタッフに任していらっしゃいます。

わたしはそのスタッフとやり取りをしているのですが、それだけ任されていたら、やる気満々ですよね。

すごいなあ。

そんな考え方がかっこいいですね。

さて、

設計図というとかっこいい数字が入っていそうですが、かなりのアナログです。

だいたい、

基本的なハサミをベースに、改善改良点を付け加えて、不明なところは確認しあって、少しづつ完成にむけて打ち合わせをします。

アナタのサロンでも、

オリジナルのシザー作っちゃいなよ!!!

 

7月15日詣で。

こんにちは。オオタです。

15日詣でに行ってきました。

いつもと、変わらない・・・いつもの15日詣でです。

(実はここ何年か、1日詣でと15日詣でを続けています)

ですが、

ちょっとだけ、変わっていたことがあります。

消火栓の工事をしていました。

それほど大きな工事ではないですが、前回と全く同じではなくて、少しだけ進化しているんだなあと思うと、ありがたやぁ~って感じです。

鍛造(たんぞう)って何か?

テレビではリモートで番組をやっていますね。

オンライン飲み会とか・・・普通の人もやるのかなあ。

さて

先日

「鍛造のハサミありますか?」って聞かれました。

私の答えなんですが、

「ありますよ。

 うちのハサミ

 全部鍛造です。」

でした。

ですが、

「えっ!(そんなはずはない!何かまちがっていませんか?)」

で・・・

話をよーく聞くと、

・(自分のハサミ)初め切れたけど、切れなくなった。

・あまり使っていないのに、毛が逃げて使いにくくなった。

・たぶん、鋼(V10)のせいだ!

・先生のはさみを借りたら、逃げなくてびっくり。

・先生のハサミは「鍛造」のハサミ

ということで、

鍛造(たんぞう)の話をさせて頂きます。

鍛造の鍛は「鍛(きた)える」です。

体を鍛えると鋼のような体になります。

鉄を鍛えることを鍛造と呼びます。

(ちなみに鉄を鍛えると、鋼です)

で。

鉄って実は、鍛えていないとブヨブヨなんです。

針金です。

硬いですけど、曲げようと思えば簡単に曲げることができます。

 

鉄を鍛えて鍛造になります。

針金状だと、硬いです。

例えば、針。ピアノ線。バネもそうです。

針なら、曲げるのも大変力が必要だし、ほどほどの力で曲げようとすると、反発します。

で・・

はさみなんですが、

毛を切る刃物なので、硬くないと使い物にならないです。

そのため、すべて鍛造品です。

 

誤解を恐れずに言えば、

中国製の安いハサミも鍛造品ですし、日本製のよく切れるハサミも鍛造品です。

(たまにそうでないのがありますが、それは例外です)

「毛」のような硬いものを切るハサミは鍛造品でないと、難しいです。