鋼材の話(スウェーデン鋼)

スウェーデン鋼

スウェーデンって、国の名前です。

スウェーデン鋼がスウェーデンで作られた鋼かどうか?

ということを調べてみましたが、いまいち答えがわかりません。

意外と違うんじゃないか?なんて思っています。

(思っているだけです(笑))

 

さて、

今回はスウェーデンの話です。

日本のハサミのなかで、

スウェーデン鋼のはさみは、たくさんありません。

私の感覚では、海外メーカーのある一社だと思っています。

で、

そのハサミですが、

基本的によく切れて素晴らしいハサミだと思います。

研いで感じるのは、意外と「簡単に研げる!」です。

別の言い方をすれば、「簡単に削れる」です。

簡単に削れると、加工しやすいので思い通りになりやすいというメリットがあります。

硬い毛を切るのと、柔らかい毛を切る違いに近いかもしれませんね。

 

さて、

研ぐときは研ぎやすいですが、

簡単に削れるということは、逆に摩耗が進みやすいということでもあります。

包丁などの一本の刃物の場合、大根とか、包丁より柔らかいものを切りますね。

ハサミの場合も毛を切りますが、2枚の刃のため同時にもう一枚の刃と擦れ合うのです。

動刃と静刃が開閉のたびにふれるのです。

たくさん擦れ合うほど、すり減り切れなくなります。(←ここ重要)

だから、毛を切らずに、空はさみしているだけで切れなくなります。

 

で、

この鋼は、すり減りやすいのかなあと感じます。

 

感覚としては、

昔使った、、、砂消しゴムみたいな感じです。

細かい砂の粒がたくさんくっついたようなイメージです。

 

だからって、

使っているときにボロボロと刃がこぼれるようなことはないですよ!

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