刈り込み鋏選び1(長さ)

こんにちは。

京都はさみ職人オオタトシカズです。

普段はハサミの研ぎをしております。

いろんなメーカーのハサミを見ております。

多くの理容師さんとハサミに対するコダワリのお話を伺う機会に恵まれました。

ハサミ選びとしては、

ご自分の感覚や先輩の教えを大事にされる方も多いと思います。

一人のはさみ職人としての立場から、いい悪いというのではなく、
そういう見方もあるんだ。ということで読んで頂けるとうれしいです。

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 ■刈り込み鋏 (長さ)

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理容向けで刈り込み鋏としては、
使われるハサミには6.5インチ~7.0インチが一般的です。

7.5インチでも8インチでもいいと思います。
6インチでもいいと思いますが、5インチはさすがに厳しいですね(笑)

一般的には、
手の大きさで選ぶことが多いかもしれません。

大きい手の方は、7インチ。
小さい手の方は、6.5インチといった具合です。

ただ、
僕の意見としては、
「手の大きさはあまり関係ない」と思っています。

それは、185センチくらいある大きい男性が小さいハサミを使っていたり、
華奢で小柄な女性が7インチのハサミをメインにしていることもあるからです。

お話を聞くと、
「この大きさが手に合う」ということでした。

結局慣れてしまえば、それほど気にならないことなのかもしれません。

とはいえ、
それだと、よくわからないので、それぞれの特徴をまとめます。

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 ■ 7.5インチ vs 6インチ

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わかりやすいように、あえて極端にしました。

長いハサミ代表の7.5インチ。
短いハサミ代表の6インチ。

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7.5インチのいいところは、

○一度にたくさんの毛をつかむことができる。

そのため、面をそろえて作りやすいです。
きっちりとしたスタイルを作るには、大きくてよく切れるハサミが便利です。

多くの毛を切ることができるので、仕事が早いです。

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6インチのいいところは、

○小回りがききます。

面をそろえて作るは、不向きですが、
柔らかいスタイルを作るには、便利です。

“毛束感”をつくろうとするとすると、小ぶりの方が動かしく便利です。

多くの毛を切ることができませんが、
その分切った感じが優しく切れます。

もし、「優しく柔らかく毛を切りたい」と思い出したら、短いハサミはオススメです。

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話を元に戻しましょう。

長いハサミは、面をつくるのにいいです。ただ優しく切るのは難しいです。

短いハサミは、小技を活かしたカット向きです。ただ時間は遅くなります。

あとは、そのサロンの状況によって変わってくると思います。

1000円カットで働くなら、大きめのハサミがいいと思います。
しかし、切った感じが硬いので、優しく切りたいと思ったら、短めのがいいですね。

ユニセックスの若者向きサロンなら、短めがいいですね。
きっちりとしたスタイルをつくると、彼女から「ちがう」とか言われてしまって、
ふられてしまうかもしれません。

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