人間国宝、鋏職人

こんにちは

オオタです。

今回だけは、ちょっと重いです。

軽いタッチが好きな方は次回に(^○^)

重くてもいいという方は、菊の写真の下をどうぞ。

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当たり前ですけど、

僕は日本中の鋏をいろいろと研がさせて頂いてます。

で、

人間国宝になってもらいたい、と思う技術をお持ちの方が3人いらっしゃいます。

たぶん・・・三人です。

というのは、

同じようなハサミでも、僕ら職人からみると微妙に違うわけです。

大半は、普通です。

が、国宝級の仕事をしているなあと感じる鋏が3種類あります。

3種類というのがポイントで、

一人の職人さんが、Aメーカー、Bメーカー、Cメーカーのそれぞれの下請けで仕事をしていたりします。

なので、種類という表現にしました。

まあ、

平たく言うと、すごい上手な職人さんが3人いらっしゃるということです。

 

僕は、

理美容のはさみ職人にも、人間国宝がいてもいいと思っています。

天皇からもらう、勲章なんかも無縁ですね。

歴史が浅いから、難しいのでしょうが・・・

 

で、

 

その一人が僕の師匠です。

僕からの一方通行の師匠です。

技術的に人間国宝ですし、人格も国宝級です。

 

昨日、その方が亡くなりました。

肺がんでした。

たぶん、62.3歳だと思います。

 

まだまだ、、、

教えて頂きたいことばかりだったのに....

 

死を目前に、

人生を振り返ることができたのでしょうか。

 

 

残念です。惜しいです。

 

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