京都はさみ職人のレポート

【はさみの選び方~用途編~】セニング(正刃と逆刃どちらがきれるのか?)

こんにちは。 オオタです。
このレポートは、基本的に冗談です。 
真面目な方は、見ない方がよろしいかと存じます。
もし読むなら、クルクルパーになって見てくださるといいかも知れません。
では、クルクルパーになる呪文を!

「1、2、3、パア!」

セニング(正刃と逆刃どちらがきれるのか?)

セニングシザーには、正刃(セイバ)のものと逆刃(ギャクバ)のものがあります。

↑ 手に持って、この向きになるのが正刃。

#何が「正」だかわからないけど

 

↑ 手にとって、棒刃が下になると、逆刃。

#ギャクバと言うけど、サカバと呼ぶときもある

 

なにが違うのでしょうか?

向いているカット

□正刃…全般。

□逆刃…全般。

向いているカットという意味で違いは、ほとんどないと思われます。

 

選ぶポイントとしては、使い慣れているかどうか?です。

#えーマジ?

#逆刃は刈り上げ用って言ってたよ

#正刃の方が内側が切れるからいいとか

#逆刃の方がヌケがいいとかあるんじゃない?

 

「(普段は正刃を使っていて)刈上げ用に逆刃を買ったけど、刈上げ以外は使いにくいのであんまり使いません」という方は、意外と多いです。

なぜでしょう?

それは、微妙な、抜く方向やタイミングのクセを無意識のうちに知っていて、はさみに手の動きをあわせているから。

#↑これ重要

#特に抜く方向やタイミングのクセというのが重要

例えば、正刃で慣れていたら、正刃にあわせた使い方をしているんです。

逆刃なら、逆刃にあわせた使い方をしているんです。

もちろん、無意識ではなく、意識して使っているかたも多いと思います。

「逆刃は刈上げがやりやすい」とは、どういういことでしょう?

正刃での刈上げを図にしてみました。

下から上に動かすと、くし刃に毛がたくさん入ってきます。そのため「ひっかかる」と感じやすいです。

 

逆に、逆刃だと

棒刃なので、ひっかかりにくいです。

 

 

さて、問題。

くし刃側と棒刃側、どこの毛が切れるか?

↑丸いのが毛です。

 

刃を閉じます。

 

毛は3つに別けられます。

①刃から余って外に出る毛。

②くし刃の隙間に入る毛。切れないで残る毛。

③V溝に入る毛。

 

この場合、

③V溝に入る毛が切り落とされます。

くし刃側の毛が切れます。

でもね。

 

こんなにガッツリと毛をとらない場合もおおいのではないでしょうか?

↓このくらいです。

櫛刃のV溝に入るのは、V溝の大きさから2本くらいです。

 

この場合、2つに別けられます。

①くしの隙間に入る毛

②V溝に入って切り落とされる毛

 

この場合は、

櫛刃側と棒刃側です。
少ない毛の場合は、両方切れるんです。

#どっち側が切れる切れないではなく

#両方とも切れる

ということで、結論

 毛束を多くとれば、櫛刃側が切れる。 
 少なければ、両方切れる。

 

し、

現場で使用しているスタイリストさんにお話を伺うと、

・棒刃側が切れるという方もいます。 

・櫛刃側が切れるという方もいます。

ということは、

使い方によって、違ってくると思っています。

 

ヌケがいい悪いも同じで、セニングを動かす方向とかによって違います。

慣れているのが正刃で、使いやすいのであれば、逆刃は使いにくいです。

反対に逆刃で慣れているのなら、正刃は使いにくいです。

 

フラットの櫛刃の場合

もし、

V溝がなかったら、、、

このV溝がないタイプを溝なしとか、

フラット刃とか、ファジー刃とか言ったりします。

・フラットは平らという意味。
・ファジーは、境界が不明確であること。あいまいであること。

V溝がないため、どの毛をつかむか、はっきりしません。

①の毛をつかもうとしても、逃げて②であったり⑤であったりします。

どの毛をつかんで切る事ができるか、わかりません。

つまりこのタイプは、非常にあいまいです。 

カット率10%なら、ほとんどセニングのラインがでないです。

#時間がかかるけど・・

セニングのラインが出にくいというのが特長だけど、カット率50%だとさすがにガッツリで切れます。

 

 

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