2スキと3スキのセニング

こんにちは。オオタです。

新天皇になって、いよいよ令和が本番を迎えました!

っていうか、まだまだ平成な気分のオオタです。

平成は僕が高校を卒業する年でしたが、その頃は携帯はありませんでした。

が、一部のバブリーな人がTVで、自動車に電話をつけていた時代です。

その三年後、オオタ少年は生の携帯電話を見ることになります。

さて、

今日はセニングの話。

櫛刃のV溝のところがどうなっているかでカット率は変わります。

この写真、わかるかな?

V溝の先端がVじゃなくて、vVこんな感じです。
(角が3つに、溝が2つ)

これを我々は2スキ(フタスキ)と呼んでいます。

この写真は2スキ、30目です。

1つ目の溝と2つ目の溝が微妙にズレています。

そのためカット率の割にセニングラインが出にくいという特長があります。

今度はコレを見て下さい。

2スキと似ているけど、3スキです。

溝が3つ。角が4つですね。

2スキに比べて、3スキの方が一つのクシで毛を掴む量が多いです。

なので、カット率はupします。

ですよ!

2スキの30目と3スキの30目を比べたら、3スキの方がカット率は多いです。

2スキ30目と3スキ25目をくらべたら、どうでしょう?

はい。

びみょうーーーーです(笑)

実際はちょっと、カット率が多くなるかなあと思っています。

じゃ。オオタさん!どっちがいいの?

どっちでも、いいです。

あまり変わりませんから。

上手な人に研いでもらえば、両方ともよく切れて両方ともヌケがいいですから。

 

バリの出やすいハサミvs出にくいハサミ

こんにちは

オオタです。

最低宿泊料金が15万円の超高級リゾート、アマン京都に行ってきました。

↑すいません。言葉が足りませんでした!

最低宿泊料金が15万円の超高級リゾート、アマン京都(の近くのわかどりという和食屋さんに行って、950円の唐揚げ定食を食べて)きました。

とっても美味しかったです(^^)

 

バリの出やすいハサミと出にくいハサミの違いについて。

まず、

このバリについて

ハサミを使っていると、

刃の部分がカサカサ、ザラザラになります。

極々小さいノコギリの刃みたいになります。

これを私は「荒れている」と言います。

この荒れた状態は、バリが出ている状態です。

荒れていると切れないです。

 

爪を切ったとき、

切った角がとがっているのがバリです。

細かいヤスリでこのバリを取って、ツルっとさせますね。

 

さて、

質問の答えから言うと、

材質の違いもあります。

材質の他に、

刃付け(研ぎ)は大きいです。

すぐ切れなくなるのは、バリが出やすいように研ぐからです。

 

作りも関係します。

ソリが強いと出やすいです。

ネジにアソビが大きい場合も出やすいです。

 

使い方も関係します。

押切のクセがある人は、ちょー出やすいです。
(だから切れなくなるのが早いです)

こまめに拭くと出にくいですが、拭かないとよく出ます。

 

この

材質✕刃付け✕作り✕使い方

のバランスです。

 

あえて、

順番をつけるなら、

1.刃付け
2.使い方
3.作り
4.材質

です。

逆に

いつも同じ人に刃付け(研ぎ)をしてもらって、

もちろん自分しか使わなくて、

同じメーカーのもの
(同じメーカーでも作る職人が違う場合がありますが)

の場合、材質で決まります。

あなたにはどんなハサミが必要フローチャート

ハサミ選びって、何からどうやればいいか、わかんないですよね。

長さがいろいろあるし、
バランスがどうのこうのっていう人がいるし、
先輩はコバルトがいいとか、、
それなんですか?って感じで・・

切れればいいなじゃないですか。
みんなそこそこの値段だし、
何だって、大丈夫でしょ!

⇒はい。そのとおりです。

が!!!!
より自分に将来に合ったハサミ選びって大切です。

 

ハサミ探しフローチャート

↑これ作ってみました。読み進めてください。

 

その前に
注意事項です。

このフローチャートは、私が応援したいと思う技術者さん向けにつくりました。
応援したいと思う技術者は、

□仕事を楽しみたい。
□自分を向上させたいという想いがある。
□世の中をハサミを通じて良くしたいと思っている。

です。

 

こういった方は、ちょっと・・・・
□毎日なんかつまんないし、退屈だなあと思っている。
□自分の仕事に誇りが持てない。仕事が嫌い。
□自分さえ良ければいい。
です。

では、どうぞ。
ハサミ探しフローチャート

 

カットが好きな美容師さんに使ってほしいハサミを造りました

こんにちは。オオタです。

もし、あなたが美容師さんで、

カットが好きハサミを造りました。

特に、

・まっすぐ切れるのが好き!

・ピンポイントでカットしたい!

・なんなら、ハサミと手が一体化したい!

という人向きです。

カットが好きというのがポイントです。

 

逆に

「何となく美容師やってますけど・・・」

「自分はトーク力で勝負してますから。」

という方にはお役に立てないハサミです。

 

僕はもともとハサミの研ぎを専門にやってきました。

もちろん今も研ぎでいます。

いろいろな美容師さんと話すなかで、「同業の美容師が憧れる美容師」ってどんな人かなあと思うようになりました。

その方のハサミってどんなのかなあと思うようになりました。

まあ会うたびに聞いていたので、

だいたい分かるようになってきました。

そのはさみは、

当たり前かもしれませんが、

よく切れる!

当たり前過ぎて、こうやって書くのも恥ずかしいんですが、よく切れるハサミを使っています。

よく切れるというのは、高価な永切れする材料のハサミという意味ではないです。

小まめにメンテされたハサミです。

 

よく聞いたのが、

「講習会で先生から、借りたハサミがスゴイよく切れるんで、びっくりした」

とか。

先生からも「ちょっと借りたら、あまりに切れなすぎて、、、。あんなのでいくら練習してもうまくならいっすよねぇ。」

といった声です。

 

で、

その先生に

どんなのがいいんでしょう?

って聞きます。

そのほとんどは「何だって、切れればいい!逆に切れるハサミじゃないとダメ」という言われます。

まあ、

確かにそうでしょう。

でもそれだと、僕としては聞いた意味がないのです(笑)

で。

質問を工夫しまして・・

どんなハサミが好きですか?

と質問します。

 

すると・・・です。

こんなハサミで、、

狙ったところが切れる。

まっすぐ切れる。

普通のハサミで、特殊な形とかいらないんですよ。

こんな声が多いです。

 

 

 

 

 

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