ハサミの知識21 全鋼(ゼンコウ)・着鋼(チャッコウ)

天の声:キリンさ~ん、何やっているの?

キリン:エアーシャンプー

天の声:えっ (・o・)

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こんにちは

オオタです。

どちらかと言うと、キリンさんよりは、お馬さんが好きです(笑)

深い意味はありません。

さ、

て、

screenshot.22

 

全鋼(ゼンコウ)・着鋼(チャッコウ)のお話です。

シンプルに表すと、

・全鋼=全部が鋼。

・着鋼=鋼+軟鉄、鋼に軟鉄を貼り付けている。

です。

全鋼というのは、わかりやすいです。

全部鋼ということです。

着鋼というのは、刃のところは鋼で、刃ではないところ(峰)は軟鉄です。

鋼というのは硬いので、もろいです。

もろいというのは、折れやすかったり、欠けやすいです。

軟鉄というのは、粘りです。

折れにくく、欠けにくいです。

また、

鋼は削りにくいです。硬いからです。

軟鉄は削りやすいです。柔らかいからです。

むかし、

鋼を削る道具にいいものがなかった頃、

鋼を削るのに時間がたくさんかかりました。

たくさん時間がかかりすぎて、ハサミをたくさん作れない!という問題があります。

少ししか作れないから、高価になる、、、、という感じです。

逆に着鋼の場合、

鋼の部分は削るのに時間がかかりますが、軟鉄の部分は時間がかかりません。

その分早く作れるので、全鋼よりはたくさん作れます。

なので、安く大量に作りやすいです。

ただ、

これは昔の話しです。

今は鋼を削るに技術の進歩があって、それほど差がなく研磨できます。

なので、

99.99%が全部鋼の全鋼です。

ちなみに、

鋼と軟鉄を貼り合わせるというのは、アロンアルファなどの接着剤ではなく、、、

熱で貼り付け、ハンマーでバシバシ叩いて、熱と圧でくっつけるそうです。

じゃ。

また!

 

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