ドライカットに適したハサミとは

こんにちは

お久しぶりです。オオタです。

久しぶり過ぎて、いい感じのネタが浮かびません。

なので、今回は真面目過ぎバージョンでいきます。

ってことは、普段は真面目に考えていないのかっ!ってツッコミがありそうです。

そうです。

真面目過ぎは体に悪いですよ(笑)

さ、

て、

今回は、

「メーカーさんが言う、ドライカット用とウエット用の鋏自体の違いあるのですか?
それとも研ぎ自体に違いがあるだけですか?
例えば、ウエット用と言われてる鋏をドライ用に研げたりできますか?
またその逆も? 」

こんな質問をいただきました。

このかた、かなり詳しそうですね。

少なくてもかなり勉強されていらっしゃると思います。

素直な質問で、、、

何をしても、成功するタイプの方ってこういうタイプですよね。

(私も、見習いたいと思います。)

私の答えはこちら。

基本的にドライ、ウエットについて、そのメーカーさんの考えがあって、そうされていらっしゃると思います。

ただ、そのメーカーさんの考えはそれぞれだという印象があります。

僕の考えで説明させていただきますね。
当たり前ですが、ドライは毛が硬いです。
ハサミに比べて、毛は柔らかいですが、それでも何かがきっかけで、毛に負けるように刃が凹んだりすることがあるようです。

そうなりにくいように、鋼は硬めです。

また、刃付けも硬いものに対して強い感じにします。
(毛に負けないくらい強い感じです。)

また、
ドライというと、ストロークやスライドをされる方が多いです。

その場合、ひっかかりにくように、少し丸めの刃付けにしています。

鋭い刃付けをすると、毛に刺さり、その感じがひっかかりになります。

ある程度のハサミでしたら、基本的に ウエット用をドライ用に可能です。
ただ、限界がある場合もあります。
そのハサミによってというところでしょうか。

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※ここのある程度という表現がわかりにくいというコメントを頂きました。

わかりやすいくいうと、
現代のハサミで50,000円以上で売られているハサミは大丈夫率90%です。

いくら100,000円以上したハサミと言っても、ベアリングは入っているタイプは、構造が特殊で大丈夫率50%です。

柔らかい鋼はドライでは難しいと思います。

柔らかい鋼というのは、30年以上前の鋼は大丈夫率30%です。

昔の鋼はよく切れるものも多いですが、毛に負けやすいです。

コバルトが入っていないタイプなどです。

中国などの外国製のハサミは、大丈夫率5%以下です。

始めは大丈夫かもしれませんが、すぐダメになります。

(やはり日本製のハサミは、素晴らしいです。

先輩はさみ職人さま、ありがとうございます。)

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ってことで、

じゃあ。また。

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