【美容師必見】櫛刃25目セニングのメンテナンス方法|切れ味を長持ちさせる秘訣
2025.6.19 17:19
美容師の皆さんにとって、セニングシザーは毎日の仕事に欠かせないパートナー。
#確かにそのとおり!
その中でも「櫛刃25目セニング」は、ナチュラルな質感と繊細な質感調整に最適な一本です。
#ちょっと違うか。
#同じ25目でもカット率が15%くらいものもあれば50%くらいのもあります
切れ味の低下や毛のひっかかりなどに悩んでいませんか?
この記事では、櫛刃25目セニングの正しいメンテナンス方法を、現役のはさみ職人の視点から詳しく解説します。
櫛刃25目セニングとは?特徴をおさらい
櫛刃25目のセニングシザーは、櫛の目の数が25本の刃が並んだタイプです。
カット率は約15~50%
#すごい開きがあるよ
#25目だから25%というわけでもないよ
一つの目が細ければ15%、太ければ50%、その中間なら25%という感じです。
つまり、
#同じ25目でも、櫛刃の太さでカット率が変わってきます。
こんな方に選ばれています:
質感を柔らかく仕上げたい(カット率25%)
スキ過ぎを防ぎたい(カット率15%)
- ヌケを重視したい(25目全般)
繊細なカットが可能な反面、刃先が細く摩耗しやすいという特徴もあります。
#刃先が摩耗しやすいというのは全てのハサミに言える特徴です
なぜ櫛刃セニングは定期メンテナンスが必須なのか?
1. 刃の交差が命
25目セニングは刃と刃の交差精度が命。わずかなズレでも、毛が抜けたり、折れたりする原因に。
#精度。これはすべてのハサミに共通する大事なポイントです。
2. 切れ味の低下が施術に影響
「引っかかる」「抜ける」「逃げる」などの症状は、刃の摩耗やスキ間のズレが関係しています。
#これ、マジ気を付けてね。切るたびに「痛い!」とか言われていたら、毛を痛めているだけだから。
メンテナンスのポイント3つ
① 日常のお手入れ|使用後は必ず拭く
髪の油分や整髪料が残ると、サビやガム状の汚れの原因に。
セーム皮などで根本まで拭く習慣を。
- ひねるように拭くととても良いです。
② ネジの締め具合をチェック
緩すぎると刃がずれて毛が逃げる。(また摩耗が大きくなります)
締めすぎると切れ味が鈍る。(開閉がしにくくなります)
「中間で止まるけど、ちょっと硬い」くらいが目安。
③ 半年に一度は職人による研ぎ直し
特に櫛刃は自分での調整が難しく、プロによる研磨・バランス調整が不可欠。
表面の光沢や刃先の丸まりが出てきたらサインです。
#まあ切れなくなったかも?と思ったら研ぎに出すと良いと思います。
#切れない!からでは遅いです。
#お客さんの毛髪をカットすることで、痛めている状態です。
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
髪が逃げる | ネジの緩み or 刃の摩耗 | ネジ調整 or 職人研ぎ |
毛が折れる | 刃先の欠け | 早急に研ぎへ出す |
引っかかる | 汚れの付着 or セニングのかみ合わせ不良 | 拭き取り or 再調整 |
【まとめ】櫛刃25目セニングを長く使うために
櫛刃25目セニングは非常に繊細で、日々の使い方・メンテナンス次第で寿命も切れ味も大きく変わります。
「切れない=買い替え」ではありません。
むしろ、きちんとメンテナンスすることで、何年も現役で使える相棒になります。
#なんなら、何年もどころか、何十年も使える相棒です
※もし信頼できるメンテナンス先をお探しでしたら、京都のはさみ職人が無料診断も行っています。お気軽にどうぞ。
コメント