京都はさみ職人のレポート

【はさみの選び方】鋼材3(かえり刃がでない・・)

こんにちは。 オオタです。
このレポートは、基本的に冗談です。 
真面目な方は、見ない方がよろしいかと存じます。
もし読むなら、アホになって見てくださるといいかも知れません。
では、アホになる呪文を!

「1、2、3」

ヤフオク(ヤフーオークション)を見ました。

5000円くらいで理美容のシザーが落札されていた・・・説明には、

このハサミは、当社オリヂナルの鋼材SUS440cは砂鉄から作られています。 
理美容のシザー専用に開発されたステンレスカーボンの合金です。
もっとも高価なステンレスを利用しておりますので、返り刃が出ず切れ味が永遠に持続します。

と書かれてました。

またまた、3文めを解説してみたいと思います。

①もっとも高価なステンレスを利用しておりますので、②返り刃が出ず切れ味が③永遠に持続します。

この説明、かなりいい加減です。
問題ありです。

①もっとも高価なステンレス

ちょっと書きにくいですが、 この440Cはもっとも高価なステンレスではありません。

20年以上前からに理美容シザーに使われています。

どっちかというと、ひと昔前の材料です。

どっちかというと、安いステンレス鋼材です。

言いすぎだと思います。

②返り刃が出ず

材料で、返り刃がでないというのは、言いすぎです。

それは、ハサミのつくり、刃付けなどで大きく左右されるからです。

もし、返り刃が出ないのなら、それは切れない鋏です。

③切れ味が永遠に持続します。

これも言いすぎです。

切れ味を永遠にする方法があるとすれば、、、

それは、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

タンスにしまって使わないです。(^v^)

今回は、真面目すぎた・・・

つづく。