研ぎ実績

マツザキ 剣舞575D

特にリクエストはありませんでした。

両剣刃は珍しいです。
かなり研ぎこまれているようで、細くなっていました。

軽かったです。

マツザキ 剣舞575Dを研ぎました

ハサミDATA

5.75インチの両剣刃。
直刃。
ネジ
このメーカーオリジナルの厚めのパッキンが入ったでっぱりネジ。
ハンドル
個性的なオフセット。
大きく左にづれています。

はさみ職人's EYE

剣刃って、どうですか?

そんな質問をされることがあります。

基本的に私は、ハマグリ刃も剣刃も違いはないと考えています。

あるとき、ハマグリ刃のほうが力があると言うかたがいらっしゃいました。
またあるとき、剣刃のほうが力があるというかたもいらっしゃいました。
またまたあるとき、剣刃は力がなくて、使えないというかたもいらっしゃいました・・・

どれが正解というわけでなく、そのハサミが力があるということで簡単には言えないと思っています。

たまたま、力があって使いやすいハサミが剣刃だったから、剣刃がいいとか。
使いにくいハサミが剣刃だったから、剣刃は使えないとか・・・。

そんなことだと思います。

もし、違いがあるとすれば、刃の角度です。
より鋭角な刃を作ろうとすれば、剣刃より、ハマグリ刃です。
(ただ、私の意見では単純に刃が鋭ければいいとは、と考えていません。)

剣刃は比較的、鈍角な刃になりやすいものです。

ちなみに鈍角な刃ですが、

極論で、鈍角刃は硬い切れ味です。
極論で、鈍角刃は文房具ハサミと同じです。
極論で、切れません。
極論で、鈍角刃は永切れします。

そうそう。
このハサミですが、開閉に違和感がでてくることがあると思います。
そのときは、刃やショクテンのところをセーム皮でふいたり、油をこまめにさしたりしてください。

すごく小さいほこりなどが悪影響を与えています。

それをふき取ることで違和感が取れます。

ティッシュで拭くとこのほこりをとることができるかもしれませんが、逆に着けてしまう可能性もあるので、ティッシュよりはセームのほうがおススメです。

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